「好きなことを好き、好きなものを好き、好きな人を好きって言えない人生は楽しくないわ」 　京子ちゃんは妻達に言う。笑いながら。思うがままに楽しくやろうと。 　公的機関研究所に勤めていた経験のあるおじいちゃん長谷川陵とおばあちゃん長谷川京子。理由はどうあれ同じ日に死亡。生まれ変わりのために迎えに来てくれた死神と天使と訳あって一緒に異世界へ転生することに。せっかく転生して若返るのだから、新しい技術を作ってみんなに喜んでもらいたい。そうおじいちゃんが転生した家は魔法陣を使った商品を売ることを生業とした辺境貴族。おばあちゃんが転生した家は高貴なお家柄。いったい二人は婚約できるのか？ 　始めは四人だった仲間も、猫が増え、クラスメートが増え、妻が増えていき。人生楽しんでいれば、輪も広がるさ。そんなこともあるよね、京子ちゃん。 　時々つらいこともあるけれど。それでも人生を楽しもう。好きなことを好き、好きなものを好き、好きな人を好き、そう言いたい。明るく楽しくみんなで生きていく。 　さて、その先にあるものは。 　途中から読んでくださっている方もいらっしゃると思います。 　かなでのために名前についての補足をいたします。 　登場人物の名前について 　グレイス＝陵、ソフィリア（ソフィ）＝京子、フラン＝かなで、ミハエル＝ミカエル、です。 　かなでは、何千年も名前のない死神として活動してきましたが、陵から生まれて初めてとなるプレゼントをもらいました。それが、「かなで」という名前でした。 　そのため、かなではこの「かなで」という名前を大事にしています。 　今世の名前と前世の名前が混在してややこしいかも知れませんが、どうか、かなでのために許してくださいますと幸いです。 　さらに転生者が増えており、ややこしくなっております。 　似非ダークエルフ（普通のエルフ）ヘレナ＝明日奈 　アンディの妹ステラ＝紫苑 　です。 　いつも、読んでくださり、感謝しています。嬉しいです。 「好き好き人生」第二弾はこちら↓ https://ncode.syosetu.com/n0402in/ 注意）現実世界（恋愛）です。おかげさまで完結しました。

原初の宇宙の原初の惑星で生まれた原初の覇王を中心に巻き起こる、様々な世界での数々の出来事の記録。 此処に綴られる全ての出来事を、我々が現実だと認識、証明することはできない。 何故ならば原初の覇王は、他世界に関わったことによる全ての出来事を我々の記憶から抹消し、関わったことによるあらゆる変化を、一切の矛盾なく元通りにしているのだから。 　　　　　　　　 　　　　　　　　 　　　　　　　　 　　　　　　　　 　　　　　　　　 文才もなく文章力もない、対人恐怖症でコミュ障な作者が綴る初投稿小説。 長年温めていたもので、いよいよ自分で読みたいという欲求を我慢できなくなり、執筆し始めました。 本編は完結しました。 後日譚は暇を見て投稿します。

　人類社会支援会。ただ、一般人はこちらの名前で呼んだ方が通じるだろう。自殺斡旋所、と。 毎年入居希望者が溢れ、飽和状態。社会問題となり、少しでも希望者を減らそうと色んな策を画策中。ただ、人手は足りない。そこで目をつけられたのが、入居者の中で比較的話が通じるタイプ。 　主人公・相馬誠司に知らされたのは、この策も実験の一つであり、自分以外にもこの指令を受け取った人がいて、成功・失敗のデータ収集があるということ。職員は忙しいし、何より優秀な人は別の策を実行中だということ。 　相馬誠司も自分のような人が増えている現状は一応危機感を覚えている。他の実験が受けられなくなるような弊害もないし、断る理由がない限り受けるスタイルの誠司に提示された対象は、佐藤栞という少女。 　これは、最年少の被験者と、最古参の被験者が紡ぐとある実験の一部始終。