中学１年生のころ親友だった彼のこと思い出す。 九月の始め、夏の終わりを感じさせる今日この頃、学校内カースト制度の頂点に立つ俺は、小学校からの親友にこう告げた。 俺実は、オタクなんだ。 ずっと仲良かった悪友。沢山の思い出全てが崩れ去ったその日、親友は冷たい目で。 「お前そっち系か。モヤっぽいわ…」 彼が残した最後の言葉。それ以来、彼とは一言も喋っていない。 頂点にいたはずの自分は、奈落の底へと落ちていった。 それからというもの、仲良かったグループからは離れられ、自然と友達が減っていき。 女の子から後ろ指で指され最悪だった。サッカー部だったというだけで、オタク系グループからも嫌われており、（以前は気にしていなかったが）誰の仲間にも入れなくなった。 もう誰も信じない。信じられない。そのまま俺の中学校生活は終わった。 やっぱりオタクは悪いことなのか？俺の趣味を受け入れてくれると思ったのに。 中学校卒業と同時に俺は決めた。 俺は！オタクを障害隠し通す！！

君が大人になったら？　俺は君に告白するよ。 俺は、小学校の先生をしている。 ＿＿＿教えているのは？　国語と社会。 俺は、小学校２年生のクラスの担任でもあるんだ。

現実世界に馴染めない人間はクズ？ ”クズ”と言われ続ける、周りから必要のない人間と レッテルを貼られる。 慣れていた、慣れていたはずなのに。 恐らく疲れてしまったのだろう、 俺は、小学校に入った時から歯車が狂い始めていた。 自分の弱さにも、心の醜さにもヘドが出る。 消えてしまおう、今更だが希望は失せたアラフィフ 独身オヤジには丁度いい節目というやつだ。 そんなオヤジが選んだ死。 死の先のことなんて誰もわからない。 死の先にあったのは、生まれ変わり。 生まれ変わりの先は、前居た世界とは異なる 独自の世界へと進化していた。 やがて8歳になる頃、一つの出会いが彼らの人生を大きく動かしていく。 クーデターにて反王権派が王家を惨殺し覇権を握る。 国民に無理な税を課し徐々に人々の生活を貧しいものとし、 権力者のみが至福を肥やしていた。 やがて、戦力に物を言わせ国を挙げて周辺国へ侵略行為を繰り返す。 国は貧しくなり、国民は周辺国へと亡命していく最盛期の半数の国民が いなくなり国は荒れていく、その最中元王権派第一総軍上級大将