エインヘリア帝国の片田舎に住む最後の魔女リンネア。自由を謳歌するべく皇都を訪れるが……ひょんなことから聖剣を抜いてしまう。 えっ、聖剣をぬい（ぐるみに変え）たら皇妃確定……しかも相手は冷血漢と噂のラーシュ皇帝陛下？ 伝承によると、復活目前の竜を倒すためには、聖剣の乙女と皇帝が婚姻する必要があるという。 目的を果たすまでの仮初夫婦だったはずが、「ずっとそばにいてほしい、リンネア」……って、どういうこと⁉︎ 表情筋が仕事しない皇帝と早期離縁したい魔女の、じれ甘ファンタジー！ ※他サイトにて掲載中の作品を改稿して投稿しています。

「はじめまして王子様、皇帝になってくださいますか？」全てが解決した時、マリソルはリカルドにプロポーズした。ヴァーゼルム帝国の皇女マリソルは、世界にたった一人と言われる『読呪の魔女』で、百年に一人の魔力を持って生まれた。その力を使い帝国を守り抜くことが使命であるが、愛する人と共に生きる人間らしい人生も欲するようになった。その力に耐えられる伴侶を探すため婚活を始めるが、なかなか上手くいかない。ようやくのことで手に入れた婚約者のリカルドにも何やら事情があって——。 「愛したい」女——マリソルと「愛されたい」男——リカルドの出会い。そこから芽生える信頼と愛情。この物語は、美しき「ポンコツ」と謎めいた「スパダリ」の凸凹コンビがお送りする、異世界ラブコメディーなのである！

王女でありながら、国王の護衛と暗殺を生業とするセリア・ギュリ―。 彼女はその暗殺の確かな腕、そして存在を恐れられて『暗殺王女』と呼ばれていた。 そんな彼女に隣国の『冷血皇帝』であるヴィルラード・シュベリアとの政略結婚の話が舞い込んでくる。 婚礼の儀の日── セリアを見たヴィルラートは言う。 「俺の凄みを受けても動じないとは、お前くらいなものだ」 そして、婚礼の儀は思わぬ展開へと……！ 『暗殺王女』と呼ばれて愛を感じていなかったセリアが、嫁ぎ先のヴィルラートに溺愛されるお話。

ティディス・クリスティスは、没落寸前の貧乏な伯爵家の令嬢である。 家のために王宮で働く侍女に仕官したは良いけれど、緊張のせいでまともに話せず、面接で落とされそうになってしまう。 「家族のため、なんでもするからどうか働かせてください」と泣きついて、手に入れた仕事は――冷血皇帝と巷で噂されている、冷酷冷血名前を呼んだだけで子供が泣くと言われているレイシールド・ガルディアス皇帝陛下のお世話係だった。 皇帝レイシールドは気難しく、人を傍に置きたがらない。 今まで何人もの侍女が、レイシールドが恐ろしくて泣きながら辞めていったのだという。 ティディスは決意する。なんとしてでも、お仕事をやりとげて、没落から家を救わなければ……！ 心根の優しいお世話係の令嬢と、無口で不器用な皇帝陛下の話です。 アルファポリス様でも掲載しています。

伯爵令嬢のマシェリ・クロフォードは冷血皇帝の命令により、皇太子（女嫌い）グレン・ド＝フランジアの妃候補に選ばれてしまった。 分相応な幸せのため、円満な婚約回避を狙いたい。だが意気込んで登城した早々、礼儀知らずなグレンにブチ切れ、つい暴言を吐いてしまう。断罪として妃候補から外されたマシェリは、焦りながらも『計画どおり』と開き直る。 しかし──去りかけたマシェリにグレンが告げたのは、予想外すぎる求愛の言葉だった。 「君に結婚を申し込む」 「謹んでお受けいたします（とりあえず今のところは）」 これは魔界と隣りあわせの世界で、恋愛よりも商売が好きな堅実令嬢が、国の無駄遣いを正したり、魔王を討ち負かしたりしながら、ハッピーエンディングを迎える……かもしれないお話。 ※ Ｒ１５は保険です。