「きっと僕は、君と出会うために生まれてきたんだよ」 女子高生マイが女性向けソシャゲ「ネバドリ」の推しキャラ、ヒカルのピックアップガチャを引いても引いても出てくるのは"元"推しの氷の魔道士ルカばかり。 このガチャ、ルカしか入ってないんですか！？ ついにはガチャ画面がバグり、ルカによってネバドリの世界に召喚されてしまう。 「ああ……マイの体あったかい。すごいよ。マイがいる。本物のマイが、僕のこんな近くで息をしてる……」 ネバドリでマイに与えられた役職は奴隷――嵌められた首輪は主人であるルカが死ぬまで外せないという。 「ずっと画面越しに君を見てきたんだ。ヒカルくんに推し変するところも全部、ね」 元の世界に帰るためには「ＵＲ勇者マイ」をガチャで召喚する必要があるが、ルカが許してくれるはずもなく……。 元の世界に帰りたいマイと、帰す気ゼロのルカ。これは次元を超えた執着の物語。 ※この小説は魔法のiらんどにも掲載しています。 旧タイトル「氷の魔道士は私のガチャ召喚を邪魔したいみたいです」

東の地で一番の廃課金であるナガトは、何かあるたびに課金してはガチャをまわし、装備を強化して魔物たちと戦っていた。しかし突如、女神を擁する教会によって『サマーキャンペーン』というイベントが開催。冒険者たちに次々と超強力な装備や大量の金貨が配布される中、ナガトに与えられたのはたった二つのティッシュだけだった。ナガトは女神の加護が受けられない『劣等民』と蔑まれ、勇者のパーティーから追放され、更に幼馴染を寝取られてしまう。――しかし勇者は知らなかった。廃課金であるナガトが持つのは、女神がバランスをあまり考えていない頃に作った再録禁止のぶっ壊れ装備だったのだ。

人の話を聞かない幼なじみの暴挙により、平和な日常を過ごしていた村人の彼女が何故か勇者パーティーの一員に入れられてしまってから、２００年ごしの片想いをしている魔王に捕まるまでのお話です。（各話事に視点が変わります） ※カクヨムでも掲載をしています。