とある伯爵家の令嬢、コリンナは自身の童顔と幼児体型に劣等感を感じていた。ある日、幼少期に結婚の約束をした使用人であるダグラスが、美しい顔立ちと魅惑的な肉体を持つ姉へ想いを寄せていることを知ってしまったコリンナ。悲しみに打ちひしがれ、子供のような見た目の自分を女として見る人間はいないのだと泣き腫らした。そして恋を諦め王立魔法学園に入学すると、何故か突然世間でも有名な双子王子に声をかけられる。大した面識もないはずなのに、双子は「僕達のどちらかと婚約してほしい」とコリンナに告げる。 困惑するコリンナと、彼女を襲う人物の影、しつこく言い寄るよく分からない双子王子。 コリンナと双子王子の恋物語は、まだ始まったばかりである。