人智を超えた力と引き換えに人をフェンゲと呼ばれる異形の怪物へと変えてしまう奇病・咎人病が蔓延する世界。 　最初の報告から二年。各国でフェンゲによる犯罪が頻繁する中、世界最大の宗教であるゲセブ教は、フェンゲを討伐するため卯下の猟犬と呼ばれる者達を各教区へと派遣した。 　クロウ・レグラリートもその中の一人で、彼はゲセブ教第二教区に所属する卯下の猟犬として日夜、フェンゲとの戦いに明け暮れていた。 　ある日、いつものようにフェンゲを討伐し終え、仲間のリーゼロッテ、イヅナ、フェリの三人と共に王立警邏隊を訪れたクロウは、警邏隊員のルシレールから半ば強制的に彼の元に届いた手紙の調査を命じられ……。

「卯下の猟犬」の作中言語であるワールワースで書いた詩です。ルビ部分がワールワースになります。

　フルビルタス王国東部に位置する地方都市フッリバ。かつて、公爵領の領都として栄えたこの街で起きた不可解な事件にフェンゲが絡んでいると判明し、クロウ、リーゼロッテ、イヅナ、フェリの四人が事件の捜査とフェンゲの治療のために派遣された。クロウ達は、警察側の協力者であるラモンに案内されてフェンゲの正体に迫る証拠だという鏡を見せられるのだが……。

　昼休みに書いた小説です。思いつくままに書いていっています。ストーリー的には、空の情景から街の風景にいき、そこから家のベッドで眠る主人公が出てきて、その夢の中へ、というふうになっています。ちなみに原文は手書きです。 　本当は卯下の猟犬の中で主人公のみる夢という形で出す予定でしたがやめました。 　原文に忠実に書いていますが、一部は清書するにあたって、差し替えています。 　ちなみに絵画の市民頒布会や後半の見知らぬ職場（夢では自分の職場）とかは、実際に自分の夢に出てきたものです。

逆さまの小説です。 今、リメイク中の『卯下の猟犬』で、使う予定のやり方です。本編はセリフのみですが、こちらは全て逆さまになっています。文章自体には意味はありませんが、書き方は真剣に考えました。 ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベットの四種類を使用しています。 縦読み推奨、最後から読むタイプの小説です。普通に読むと意味不明な怪文書ですが、末尾から読むと意味不明な小説もどきになります。