学校の合同誌で作った「彼女の七つの世界線」という作品の中で僕が書いた部分を載せます。

　ごく普通の女子高生柊ひなたは、ある日突然黒い靄に襲われそうになったところを同じ学校の男子生徒に助けられる。 　その彼の名は柳弦太。 　厄祓いを家業とする一族の中でも、"神格の鼠"と呼ばれる強大な力をもった獣を体内に宿し、その力を自在に操る『朱い瞳』の持ち主だ。　 　生きてきた世界が全く違う二人だったが、出逢った事で、ひなたの中に弦太の力を癒やす『巫女の力』があった事が判明する。 　偶然から必然へと動き出した恋物語。 『今欲しいものは何なのか』 　獣憑きの弦太は己の欲に直向きで、欲を隠し過ごしてきたひなた。　共に欲しいものを探りながら、お互いの世界に様々な波紋を広げ、惹かれ合っていく。 　 　獣憑き男子の弦太の、ひなたへの獣らしい溺愛ぶりをスパイスに、ぜひご賞味を。 　 　　 ※こちらの作品は現在魔法のiランドでも掲載中です

『厄祓師』は、過酷だが必要な『力』を持つ。 彼もまた……。

　ここ数年は数十年に一度という災害が続いて起こり更に世界規模の疫病が蔓延し10年程前に比べ厄玉が巨きくなっていた。しかし新型ウィルスの感染に対応するのに人の密集を避ける口実で厄祓いの祭りが中止されてしまった。 　 　この物語はフィクションであり、実在の人物・団体・事象とは一切関係ありません。 　「BONI 2」 始めました。今回も纏めれば短編な量ですが、ひと口サイズを複数回繰り返し、例年で最終日の8/15ごろまで続けたいなと。 　あのおっさんがパワーアップして締めくくります。 　"if続編"を予定しております。

　平野千花は霊感があるだけのふつうの女子高生。縁あって、京都の裏稼業「厄祓い業」の事務所でバイトをしていたが、ある日の放課後、事務所に顔を出したら、そこはもぬけの殻。 　借金で夜逃げしたらしい、がらんどうの部屋には「バイト代（現物支給）」と書かれた日本刀が一振りだけ残されていて…… 　うっかり手にしてしまった妖刀と、事務所の借金に振り回される千花の明日はどっちだ！？ 　京都を舞台に繰り広げられる、女子高生現代異能バトルコメディ！

古の時代より 災い齎し人を喰らう魑魅魍魎 人々はいつしか それらを厄と呼び恐れていた そんな厄たちから人を守りし厄祓い師 橘 健也は十六歳の高校一年生 お寺家業で厄祓い師の修行をしている 彼には秘密があった かつて人食らう妖たちを畏れさせた大いなる力を秘めている 闇夜に怯える人々へ希望の炎を灯すため 今宵も丑三つ時がくる前に 人知れず厄祓い……厄祓い………… 王道和風幻想物語 これより開幕いたします

白亜村に住む結子。毎日しきたりでうんざりしていたが、十六歳になるとき生活がいっぺんする。帝からの呼び出し。兄のように慕っていた幼馴染の深との関係。結子の家系の謎が今明かされる。