ヴァンダインの熱狂的なファンである大金持ちから探偵への依頼。それは、彼が「所有」する集落で起きた殺人事件（「緑殺人事件」）を、「ヴァンダインの二十則」を守りながら解決せよという「ムチャブリ」だった。 　探偵は、「ヴァンダインの二十則」に合わせて真相を捻じ曲げていく―― 　ご好評をいただいた「アンチノックス探偵の禁断推理ー探偵小説のルール『ノックスの十戒』を１〜１０まですべて破ってみた」の続編。 　なお、独立したストーリーですので、今作からでも十分お楽しみいただけますが、前作からお読みいただくことをオススメします。

いつも教会にいる天使様、彼はいつも笑顔や天使様の奇跡の技で人を救っていた。 天使には禁忌や厳格なルールが存在する。 悪事をしたり、人と交わったりなどの禁忌を犯せば天使では居られなくなり堕天してしまう。 堕天し、天使ではなくなった者は人間や神を裏切ったとして罰を受ける。 どれだけ人間の為に働いた天使でも堕天してしまえば世界を救うような善行を積んだとしても堕天使が天使に戻れることはない。 それは神いわく、『腐ったものは元の状態に戻れないこと一緒である』らしい。 死んだ人間は天使の奇跡の力で戻せるが、腐った死体は戻せない。 不可逆なのだ。 これはそんな自由が縛られた哀れな天使様と短剣使いの女冒険者や堕天使、悪魔が出てくるお話。

人の暴力性を発散させるため、人ならざる者の手によって戦争をするための地球が作られた。そこでは暴力が好きな人や戦争が好きな人が厳格なルールに基づいて、貧富の差も、政治も、血筋も、宗教もなく誰もが自由に戦い合う。 以下五つのルール。 1．人殺しは許されるが、弱い者いじめはやめよう。 2. 必要な物をそろえれば死んだ人も復活できる。ただしその対価は能力によって変わるので注意。 3．どの時代、どの国の兵器を使用してもいいし使わなくてもいい。武器はイベントによってポップされ勝者のみが勝ち取れる。 4．グループに所属してもいいし、所属しなくてもいい。 5．忘れるな。誰もが一人では戦争できない。

　自分主義・・・・・・。 　集団に所属すると、個人の考え方をもとに行動できなくなるものである。 　 　この話は、小説ではありませんが、「ルール」は何のために存在しているか。 　集団をしばりつけるものなのか・・・・・・。 　集団や各個人を守るためのものなのか・・・・・・。 　考えながら読んでみてください。