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作者:佐久間五十六/作品情報/Nコード:N6590JM
完結済 (全32エピソード) |
コジン(親友)曰く、バスケ部のエースでモテモテてクラスのムードメーカーであったユウタだが、高校2年生でバスケを辞めた。
時間を持て余す様になったユウタはバスセンターの中の掲示板にKと言うお好み焼き屋の求人を発見し即座に面接、採用となる。勿論、この頃は病気は発症していない。
バイトではあったが、最低賃金650円の時代に仕事が出来た為、この店の最高時給である1030円まで待遇が良くなっていた。
高校を卒業すると専門学校に進学。お好み焼き屋のバイトは継続していた。バイト代は月12~13万円になり、それをブランド洋服に注ぎ込む。
専門学校を卒業すると、おみやげ物の陳列・ルート配送の職に就く。そのクライアント先でヒトミ(元妻)に出会う。完全にユウタの一目惚れであった。ユウタは20代前半で結婚した。
その時に鬱症状が出てしまう。心配した元妻と近所の心療内科(クリニック)で見てもらうとそこで初めて双極性気分障害と言う診断を受ける。
その後クリニックで処方された抗鬱薬が聞いたのか、ユウタの鬱症状は改善して行った。子供も3人生まれ(長女りこ、次女みのり、長男なおき)夫婦生活は順調かに見えた。
所が結婚生活は10年ちょっとで終わりを告げる。双極性障害の躁状態にユウタがなっていたからである。
離婚したユウタは実家に転がりこむ。しかし、ユウタは躁状態が更に悪化した。近所の心療内科(クリニック)では対処不能となりM病院に医療保護入院する。隔離3回、入院6回。ヒトミと別れてからは病院と実家に行ったり来たりであった。当面両親の世話になっていたが、知り合いのつてで、社長と出会う事になったユウタは、社長預かりの身となる。
真っ赤な他人にユウタを預けて良いものかと両親は葛藤したが、恩義ある社長を信じてユウタは社長の元でバイトをしながら、社会復帰と病状のコントロールをM病院に通いながらしている。
この物語は双極性障害(気分障害・躁鬱病)に苦しむクランケに捧ぐ魂の実話である。
ジャンル:ヒューマンドラマ〔文芸〕キーワード: 男主人公 現代 日常 双極性障害 躁鬱病 双極性障害Ⅰ型 双極性障害Ⅱ型 最終更新日:2024/10/07 13:07 読了時間:約46分(22,744文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
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