世界に三百余年ぶりに魔王が現れ、冒険者たちは世界の秩序回復のために命をかけて冒険する。 しかし、魔物の脅威が低く、初心者から中堅くらいの冒険者が多い辺境の地では平々凡々な日常が続いていた。 そのとある辺境都市の外れに佇む年季の入った道具屋。そこで店長を勤める少女リーゼロッテ。彼女は三百余年前、名もなき勇者に討伐されたとされる人類史上最強最悪と怖れられた魔王その人だった。 彼女は魔王であることに飽きて、当時の側近の一人を店員として雇いながら、道具屋として隠居生活を営んでいるのだった。 ―――――――――――――――――――――― 不定期更新で、月一回くらいは投稿していこうと思っています。 よろしくお願いいたします。

死を願う少女が夢見る、希望と勇気の物語。 全ての世界が、たった一人の魔女によって滅ぼされようとしていました。 「世界を滅ぼす魔女」 そう呼ばれる魔女を捕らえるため、神様の命令を受けた天使が様々な世界から「勇者」を集め、勇者の船団が結成されました。 そんな勇者の中に、海賊船デュランダルに乗る女の子たちがいました。 お菓子づくりが得意な、十歳の女の子、パティシエもその一人です。 仲間とともに魔女に挑みますが、その強大な力に敗北し、パティシエは海に沈んでしまいました。 だけどそれは、終わりの始まり。 「世界」を救う戦いは、そこから始まるのでした。

織物職人の長男バタルには、身に覚えのない別の人生の記憶があった。 《かしこまりました。 “ シディ ” 》 記憶の中にある死の直前に聞いた、誰とも知らぬ女性の声。 その正体を求めて暮らしていたある日、町に巨大な鳥が襲来し、妹ファナンが連れ去られてしまった。 自身も重傷を負ったバタルは、空飛ぶ絨毯を操る金髪の青年魔法使いジャワードに命を救われる。 「ぼくの顔が珍しいかい」 「……白人（アフランジ）も、本物の魔法使いも、初めて見た」 バタルはジャワードを供とし、妹ファナンを探す旅に出る。 行く手を阻む、四十人の盗賊に、人食い巨人。 困難な旅の中、出会ったのは伝説の大魔法使いスライマンが残した不死身の魔人たち。 「わたくしはスライマンが作りし指輪の魔人。下僕（しもべ）となり、願いを三つ叶えます」 繋がっていく、記憶の謎。 妹の行方を追い、辿り着く真実。 スライマンの魔人に導かれ、若者は悪へと立ち向かう。 魔人と絆を結ぶ、アラビアン転生冒険活劇。 これは、乙女がいまわの戯れに語りし、名もなき勇者の物語。 ★ノベルアップ＋、カクヨムにも掲載しています。

魔女を殺すことが勇者の役割なのです。

10回も世界を救った名もなき勇者様は、もう勇者の仕事に飽きて、神様に「魔王になりたい」と願った。 しかしなぜか転生され、魔族の赤ん坊から魔王の座まで自力で登りあげるなんて！ 魔王不在の世界に転生した元勇者、最後は魔王になれたでしょうか？ そして表すこの世界の勇者様、またしてどうなるか？ 勇者様の魔王修業の道、まだまだ続く！

　勇者の転生者とされるアレンと、聖剣の出来損ないリズが、千年前の邪神との戦いの因縁と大国の思惑に翻弄されながらも、懸命に生き抜く冒険ファンタジー。

ある日、青年は記憶を失い、異世界へと転生した。異世界で白い少年から貰ったのは三回だけ叶えられる願い。それによって【儀法】という力を手にいれ、勇者として王女と出会う。様々な思いが交錯する中、自分の中に眠る二つ目の人格【ネルロ】を知るのだった。 自分の記憶を求める中、この世界の因縁に巻き込まれた青年は真実を知る────

かつて勇者と呼ばれた男は、出会った少女の退屈をしのぐため、自分の半生を語ることにした。

　凶悪な魔物が跋扈する異世界。命の危機に脅かされながらも人々はたくましくそれぞれの人生を謳歌していた。転生者のアルフレッドは、特殊能力を道具に憑依させる魔装具師として世界を旅し、あらゆる願いが叶うという極北の地を目指す。……　とはいうものの、せっかくだし立ち寄る町では名物料理に舌鼓を打ち、やっぱり観光名所も外せない。（週一更新） 【第一章】転生したアルフレッドが討伐人として魔物を討伐するまでのお話です。

名もなき勇者は伝説の鎧、伝説の剣を装備し長き旅を経てマオウと対面した。しかし、マオウの実力を当に越えていた勇者はマオウを一撃で切り裂く。 マオウを倒した勇者の前に神が現れる。マオウとの戦いに満足しなかった勇者は神に「強い者がいる世界に飛ばしてくれ」と頼む。 勇者が辿りついた世界ではMP消費がないエスパー軍と未知の兵器を使うロボット軍の戦争が起きていた。そして両軍に蹂躙されたマオウ軍は堕落しきっていた。 勇者はマオウ軍を奮い立たせ再びこの世界をマモノが闊歩する世界にすることを目指す。