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作者:雉白書屋/作品情報/Nコード:N4769JO
短編 |
「えっ!」
朝、いつものように満員電車の中、立っていたおれは、驚いて思わず声を上げてしまった。ごまかすように咳払いすると、波が引くように周りの人々の関心が薄れていくのを感じた。
でも、あれは何だったのだろう……。おれの斜め前にいた男が突然消えたのだ。
この混雑の中だ。二、三人を挟んで男の後頭部しか見えていなかったが、確かに、フッと消えた。しゃがもうにも、スペースさえない。
しかし、人が急に消えるなんてことがあり得るのだろうか。よくある髪型だった。見渡せば、似たような乗客が何人かいる。やっぱり見間違いだったのかもしれない。最近おれはミスが多い。この前も、怒られてしまったんだ。ああ、思い出すと朝から憂鬱だ……。
ジャンル:ヒューマンドラマ〔文芸〕キーワード: 最終更新日:2024/10/01 11:00 読了時間:約6分(2,753文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 6 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 6 pt |
作者:雉白書屋/作品情報/Nコード:N7554JH
短編 |
「……レインボーインパルスを飛ばそう」
首相官邸の会議室。テーブルに肘をついて、顔の前で手を組んだ首相が静かにそう提案した。ブラインドカーテンから漏れ入る光が眼鏡に反射している。
総理の言葉に一同波打ったように身じろぎや咳払いをし、やがて「それしかありませんな」「やむを得ない」「ううむ」と老齢の議員らが唸った。その中、比較的若い議員が目を瞬かせて「え、レインボー……?」と呟いた。
「なんだね?」と、その彼の隣に座る議員が眉を上げ訊ねた。
「いやあの、ブルーインパルスならわかるのですが、レインボーインパルスとは……」
「ああ、知らないのか」
暗い会議室に、ほのかな笑いが広がった。彼は恥ずかしさで顔を熱くしたが、この重苦しい空気を少し緩和することができたことを喜ばしく思い「へへっ、すみません」と笑みを浮かべ、無知な若者という役割を受け入れた。
「まず、ブルーインパルスが何か知っているね?」
「はい。航空自衛隊のPRのためのチームで、アクロバティック飛行でイベントを盛り上げていますよね。以前、新型ウイルスが流行した時に、対応に追われ疲弊する医療関係者にエールを送るために飛んだとか。ああ、あと地震の被災地にも飛んだはず。まあ、自分は医療従事者でも被災者でもないので、飛行機が飛んだくらいで喜ぶのかな、と思いましたけど、あ、すみません」
ジャンル:ヒューマンドラマ〔文芸〕キーワード: 最終更新日:2024/07/29 15:00 読了時間:約4分(1,651文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:雉白書屋/作品情報/Nコード:N5899JF
短編 |
「おぉー……意外だ」
と、思わず呟き、彼は咳払いをした。
独り言などは恥ずかしい。お上りさんと思われかねない。しかし、軽く辺りを見回してみれば、誰もが横になってのんびりしているようで、こちらを気にする様子はない。
「ここが天国かぁ……」
彼は確認するようにそうしみじみと言った。
そう、彼は死んだ。つまらない事故で、死ぬには早い年齢だった。しかし、当人はそれをさほど惜しんでいなかった。地獄に堕ちると思っていただけに喜びの方が勝っていたのだ。
ジャンル:その他〔その他〕キーワード: 最終更新日:2024/07/08 15:00 読了時間:約3分(1,069文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 10 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:ビョク/作品情報/Nコード:N9194IT
連載中 (全27エピソード) |
最初、咳を出し始めたのはある民家の椅子だった。人の口のような裂け目が椅子の座る部分の凹みにできて男のように低くてそして痰がのどに絡んだように咳き込むのだ。その現象に初めて会ったある民家の女性は悲鳴を上げて椅子から立ち上がった。何しろ、いきなり激しい風が自分のお尻に吹き込んできたのだから驚くのも無理はない。その女性はお尻にべっとりとついた粘着きを手のひらで拭い取りながら咳き込む椅子を見ているしかなかった。次に咳き込んだのは教会のじゅうたんだった。やはりこれにも人の口の大きさの裂け目ができて今度は女の声で咳き込んでいるのだ。飛沫交じりの咳はずっと収まらずに祈りをささげるどころではなかった。そして、この病は人にも伝染し始めた。街の人々はほとんどが寝込んでしまうほどだった。街から咳払いの音が消えることはなく夜はお互い耳障りで眠れもしなかった。
少年は同い年の友達ハスと共に弓を背負って街の外の丘の上に来ていた。丘の上かららせん状に爬虫類のしっぽをちぎったような紐が少しずつ重ねられてふもとまで渦巻いている。少年たちはそのらせんに沿うように丘を下って行って渦巻の端までやってきた。そこにいたのは羊の少女だった。羊の少女は爬虫類のしっぽみたいな紐を渦巻の端に重ねた。「これはね、竜のしっぽなんだよ」少年が訪ねるのも待たずに少女は答えた。「殺さなきゃだめだ」ハスが叫んだ。少年は震える手で弓に矢をつがえる。「ごめん、サーヤ」と少年が顔をゆがませ弓弦を引き絞った時、丘からふもとまで渦巻いていた竜のしっぽの連なりがうごめき始めうねり少年の頬をはたいた。少年は少しよろけながらも矢の切っ先を少女に合わせて弓弦から指を離した。矢は彼女の胸を貫いて、彼女は虚空に消えた。
ジャンル:ハイファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: 最終更新日:2024/05/11 13:33 読了時間:約98分(48,681文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:雉白書屋/作品情報/Nコード:N3146IR
短編 |
とある中学。その少女は教室に入った瞬間、眉を顰めた。と、いうのもクラスの男子から一斉に視線を注がれたのだ。そして、彼らは一様に目を逸らした。さらにニヤニヤ。また覗き見るように視線を向ける者が多々あった。
女子連中は普通であった。いつものように挨拶を交わし、会話に加わる。しかし、少女は先程の男子連中の反応がどこか引っ掛かっていた。そうだ、思えばクラスの男子生徒だけではない。他のクラス、学年、いや学校に来るまでの間にすれ違った……そう、男。男だ。
もしやと思っていたら先生も同じ反応であった。
少女を見てニヤリとしたかと思えば取り繕うように咳払いし、その後も、もじもじとどこか落ち着かない、しかしそれを悟られないよう懸命に隠そうとしていた。先生だけではない。男たち全員がだ。そしてそれはその日だけではなかった。翌日も、その翌日も。訳がわからなかったが、謎はおのずと、そう、否が応でも少女は知ることになる。
ジャンル:その他〔その他〕キーワード: ショートショート 最終更新日:2024/03/20 20:00 読了時間:約4分(1,649文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 10 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:雉白書屋/作品情報/Nコード:N2158IO
短編 |
とあるホテルのラウンジ。コーヒーを啜りながらチラリと腕時計を眺める男。ソワソワと、どこか落ち着かない様子。自分の顔を撫で、歯に物が挟まったように口を動かす。
そして、ソーサーの上にカップを戻したその時であった。
「あ、こんにちはぁー」
「あ、おお、こんにちはっ」
男は椅子から立ち上がり、声をかけてきた女に微笑む。まるで時が止まったかのように黙り、見つめ合う二人。
「あ、ああ……」と咳払いをしつつ「どうぞ」と男が促し、二人とも席に座った。
「ええと、じゃあさっそく自己紹介を。僕のほうからがいいですよね」
「あ、その前にお飲み物を……」
「ああっと、そうだった。すみませんすみません。ははは、ええと何にしますか?」
ジャンル:空想科学〔SF〕キーワード: ショートショート 最終更新日:2023/12/30 11:00 読了時間:約6分(2,551文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:雉白書屋/作品情報/Nコード:N9136IN
短編 |
とある会社。その開発室で白衣の男がゴホンと咳払いを一つしたあと、笑みを浮かべ、話し始めた。
「社長、まずご紹介するのはレモン色のこちら。一粒で様々な味を楽しめる錠剤でございます。
ステーキ、カレー、オムライス、ラーメンなどなど何層にもわたって味が重ねられており、口の中で溶かすだけで、それらを順に楽しむことができるわけです。
無論、前の味は邪魔になりません。味と味の間。味が変わるその瞬間に不自然なくリセットされるよう薬を挟んであります。
ちなみに、後半はデザートになっており、フランス料理編や中華料理編などなどシリーズ展開も」
「うむ。いいぞ。さすがわが社の商品開発チームだ。実に優秀、優秀」
ジャンル:空想科学〔SF〕キーワード: ショートショート 最終更新日:2023/12/22 11:00 読了時間:約3分(1,046文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 8 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 8 pt |
作者:歌川 詩季/作品情報/Nコード:N5817IC
短編 |
桃からは桃太郎。
竹からはかぐや姫。
そして、卵からはコロンブスがうまれる。
※ コロン先生主催の【たまご祭り】参加作品です
ジャンル:詩〔その他〕キーワード: 桃太郎 かぐや姫 世界史 たまごボーロ 大航海時代 離乳食 学生結婚 ヴァスコ・ダ・ガマ マルコ・ポーロ 咳払い ドリア 鬼退治 有名人 教授 たまご祭り 最終更新日:2023/03/05 07:00 読了時間:約3分(1,148文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 72 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 7 人 評価ポイント: 70 pt |
作者:雉白書屋/作品情報/Nコード:N2582IB
短編 |
――聞こえますか、この声が聞こえますか?
「は? え?」
青年はそう呟き周囲を見回した後、取り繕うように咳払いをした。
周りには誰もいない。
ここは街中にある見通しのいい、ちょっとした広場。
青年はベンチに座り、スマートフォンを眺めていたのだ。
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: ショートショート 最終更新日:2023/02/06 11:00 読了時間:約4分(1,831文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 1件 総合ポイント: 30 pt ブックマーク: 2件 評価人数: 3 人 評価ポイント: 26 pt |
作者:そう/作品情報/Nコード:N6071HO
短編 |
私達兄弟姉妹は今まで贅沢な暮らしをしてきた。
洋服を望めば新品の舶来品が手に入り、髪飾りをを強請ればエメラルドがゴロゴロと着いた立派なモノが幾らでも手に入った。
父は海運業で一代で財を成したマルセーユの大商人であるトーマスは、今頭を抱えていた。
「行商を再開してはどうでしょう? 行商であればまだ活路はあるかと……」
「行商など大した稼ぎにはならん! 今必要なのは船だ! それも大きな大きな輸送船がな!」
しかし、自分の意見が現実身を帯びているとは思えない事を自覚しているのか、ワインをグッと煽った。
「行商ですと確かに稼ぎは低いですが、安定して利益を上げることも出来るでしょう……しかし」
「時間がかかりすぎる……それならば婚姻を結ぶしかあるまい」
四人の娘達しかいない訳で……私以外は器量がわるく大商人の娘と言う付加価値しかない訳で……必然的に私《マーサ》に白羽の矢が立つという訳だ。
二人そろってこちらを見た。
どうや自分たちからは言いずらいらしく、仕切りにゲホン、ゴホン咳払いをしている。
はぁ……家のため。いや従業員のためよ。
私は家のための贄になる事にした。千人を超える従業員を雇う大商会が潰れてしまうと、路頭に迷う人があまりにも多すぎるからだ。
私は自分を奮い立たせてこういった。
「私が嫁ぎ船団をそろえるだけのお金を用意して見せます」
父と番頭は手を繋いで子供の様にはしゃいでいた。
私は思わず握り込んだ拳をスッと体で隠して、殴りたい衝動を隠し笑顔を張り付けた。
ジャンル:異世界〔恋愛〕キーワード: R15 残酷な描写あり 身分差 年の差 悪役令嬢 女主人公 西洋 ハッピーエンド ざまぁあり 溺愛 貴族 婚約破棄 呪い ファンタジー ほのぼの 童話 甘々 最終更新日:2022/04/09 12:07 読了時間:約27分(13,241文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 220 pt ブックマーク: 13件 評価人数: 29 人 評価ポイント: 194 pt |
作者:朝焼 悠/作品情報/Nコード:N7355HH
短編 |
こんなじゃれあいをして、咳払いをされてみたかったです。
ジャンル:詩〔その他〕キーワード: 最終更新日:2021/11/08 19:25 読了時間:約2分(504文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 44 pt ブックマーク: 2件 評価人数: 4 人 評価ポイント: 40 pt |
作者:取扱説明書/作品情報/Nコード:N0553GM
連載中 (全14エピソード) |
家のしきたりにより、片田舎から大学進学のために
都会に出てきた青年、御先 陽(ミサキ ヨウ)
は、入学式後のサークル勧誘中に二つ年上の先輩、
生野 君(イクノ キミ)と出会う。
「きみかわいそうだね、友達になってあげようか?」
彼に友達はできるのか!?彼に恋人はできるのか!?彼のお嫁さんはできるのか!?
ボッチで年下主人公と綺麗な年上ヒロインによる爽
やか青春ラブコメキャンパスライフ!是非お楽しみ
ください!!!(若干、ファンタジー要素注意)
かきやす…んんっ(咳払い)、えー失礼しました。読みやすいように、内容を軽めに書いていきます。必要かなって思ったら、サブストーリーとか間話てきなので追加していくかも…書いていきたい…(ここのシーン書いて欲しいとか感想でリクエストを下さい。)
俺もこれから頑張るからっっ…!!
ジャンル:コメディー〔文芸〕キーワード: R15 スクールラブ 日常 青春 ミステリー ラブコメ 男主人公 現代 和風 学園 ギャグ 超能力 ネット小説大賞八感想 123大賞 最終更新日:2020/10/10 15:05 読了時間:約48分(23,993文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:俺/作品情報/Nコード:N8688FU
連載中 (全49エピソード) |
「わからない。けど、俺ができるのは見て、書いて、話すことだけだよ」
出勤途中に異世界へ落下した男は、『訪問者』獲得を目的とした組織『訪問者管理組合』に保護される。
綿密な環境整備、面接のような質疑、手慣れた段取り。違和感を覚えた彼の質問で発覚する事実。
彼のような『訪問者』は、世界各国に割り振られる資源として『異界の術』か『異能』を求められていた。
そんなものに当てのない彼は、唯一身につけていた基本異能『翻訳』を武器に、未知の世界と対峙する。
……と、思ってたけど。
割と平和な世界の下、王様に気に入られて宮仕え。
不安だった仕事も順風満帆だし、これ、結構勝ち組なのでは?
(咳払い)
これは、戦えない男が、世界を巡り世界を知り、やがて神と口喧嘩するお話(予定)。
ジャンル:ハイファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: R15 残酷な描写あり 異世界転移 男主人公 西洋 魔法 ハッピーエンド 主人公最弱 社会人 成長 異世界探訪 最終更新日:2020/05/06 18:00 読了時間:約492分(245,843文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 13 pt ブックマーク: 3件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 7 pt |
作者:文房 群/作品情報/Nコード:N1291DB
連載中 (全79エピソード) |
新しい生活にも慣れてきた五月。何気ない帰り道。
ただ何となく空を見上げていたところ、一瞬違和感を覚えたため軽く咳払いをし、視線を元に戻せば。
――――空が灰色に染まっていた。
色彩を無くした街に一人迷い込んだおれは、ひとまず家が物理的に消失していることを確認し、まばたきの間に無人と化した街でのサバイバルを決意する。持ち物を確認。寝床を確保。おれ以外の人間と食糧の確保を目標に、早速無人街を探索。
――――そうしておれは、化け物と遭遇した。
異次元の世界へ迷い込んだ主人公。目撃したのはゲームの中でしか見たことがないような異形の生物。絶体絶命の危機。『我が子』と呼んでくる謎の亡霊。
そして異形から世界を守るべく戦う組織――――
異形と戦う者達に保護された主人公は、才能を見出され、異次元の侵略者から世界を守る戦いへ身を投じる事になる。
出逢いと戦い。日常と戦場。
その中で主人公は何を得るのか――――
異次元の世界で侵略者と戦い世界を守る、超能力バトルファンタジー。
ジャンル:ローファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: R15 残酷な描写あり 異能力バトル 亡霊 長編 シリアス 時々ギャグ 最終更新日:2019/10/13 23:40 読了時間:約886分(442,537文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 63 pt ブックマーク: 18件 評価人数: 4 人 評価ポイント: 27 pt |
作者:星海 愛砂/作品情報/Nコード:N1837FS
連載中 (全3エピソード) |
俺、小泉洸太はゲーム好きな隠れヲタクの高校一年生だ。今流行りのVRMMOに関してはかなりやり込んでいると思う。勿論彼女はいない。だが欲しい。ゴホン!(咳払い)
そんな俺だが…聞いて驚け!実は今日、新たなVRMMOの体験会に招待されたのだ!あまりの嬉しさに飛び上がりそうになりながら会場に到着したのだが、そこでクラスメイトの佐々木実結に出会った。彼女はクラスで大人しく、あまり人と喋らない美少女、という印象しかなかったのだが…俺と同じタイプだったとは。
そんなこんなでいざ体験だ!となったのだが…いきなり仮想世界に放り込まれて⁈しかもその裏には大きな陰謀が…。
これはゲーム好きな普通の男子高校生が、クラスメイトの女子と共にこの世界の危機を救うために、希望を捨てず逆境に怯まないで生きる、そんな物語である。(にしたいです)
※拙い文章ですが読んで下さると嬉しいです。忙しいので不定期投稿です。週1は投稿したいかな…。
ジャンル:ローファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: R15 残酷な描写あり 異世界転移 青春 冒険 近未来 男主人公 シリアス ゲーム 恋愛 ヒロイン一途 だんだんラブラブ スキル 主人公は多少強い やがて最強へ 最終更新日:2019/08/29 08:00 読了時間:約10分(4,610文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:ゼフィガルド/作品情報/Nコード:N7555BA
連載中 (全2エピソード) |
子供の頃。誰だって一度は憧れる存在はあると思う。例え、それが偶像だとしてもだ。『無かった』だなんて、夢の無いことを仰っているそこの貴方。無かったとしても、あったと言うことにして話を聞いてくれ。
コホン。咳払いを一つして、話を続けようか。そうそう、憧れている存在についての話だ。
例えば、それは。日曜日の朝8時半のTV画面から流れている、特撮ヒーローかもしれない。仮面を被って、バイクに跨って、数々のガジェットを使いこなして、怪人を打倒しているヒーロかもしれない。敵組織に捕まって望みもしない改造手術を受けた、悲しきヒーローなのかもしれない!
失礼。語り手本人が我を見失うとは。兎にも角にも、俺は某特撮仮面ヒーローに憧れていたんだ。
それが今から、10年ほど前の話。そして、唐突すぎるほどに夢が実現したのが、今から2年前。それからずっと俺は活動を続けている。
ジャンル:ノンジャンル〔ノンジャンル〕キーワード: ヒーロー? 現代(モダン) 最終更新日:2012/01/26 02:56 読了時間:約5分(2,407文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 2 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 2 pt |
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検索時間:2.8573768秒
最新の情報と異なる場合があります。予めご了承ください。