奴隷で商人の少年と、変わり者エルフの出会いから始まる冒険譚。 　人間、魔人、亜人、魔族が分け隔てなく集う城郭都市ファンリネーラ。 　そのメインストリートの一角にある、どうぐ屋ライオックに買われた奴隷の少年はライラと呼ばれ、見習い商人として暮らしていた。 　物心ついた時から奴隷として育てられ、複数の家に買われてきたライラの自己評価はとても低く内向的な性格だ。 　ただ、一つ。ライラは本の中の冒険譚が大好きだった。 　物語の主人公にはなれないけれど、その物語の登場人物みたいな冒険者たちの一端になれればいいと、どうぐ屋で日々を過ごしていた。 　その少年ライラが、ある日店を訪れた変わり者のエルフ、アールヴに出会い、他の者も巻き込み、巻き込まれながら少しずつ成長していく物語。 ※なるべく毎日更新中。平日は朝更新が多いです。話数の増え方は日によります、ランダム。 　だいたい１話２０００～３０００文字。たまに５０００文字超える時もあります。

日本人転生者の痕跡がある国の、とある街の丘の上 代々エルフとドワーフが一緒に住む工房があった。 今代のエルフは、日本で人間不信になった青年の生まれ変わり、臆病な少年「フェル」。 今代のドワーフは、他人との距離を掴むのが下手な少女「アンバー」。 そんな二人の生活は、ドワーフが作り、エルフが売る。 手探りのスローライフが始まった。 銀色の髪と銀の瞳を持った彼らは、今日も丘の上で静かに生きていく。

水際花音（みぎわかのん）１７歳女子、主人公。冷蔵庫に入って漂流した先は、ヒャッハー野郎のたむろする地、ガリアナだった。花音は命の恩人である腹黒ショタ、カデルの策にはまり、レナ族の死んだ姫、そのよみがえりとされてしまう。孤立した砦にこもる軍を率いる羽目になる花音。同じく漂着していた坂凪巳鹿毛（さかなぎみかげ）は、高出力魔法を使う才があり、巳鹿毛と共に危機を脱する。 義務、権利、自由、責任、誇り、自立、愛されること、愛すること、悲しむこと。彼女はガリアナで多くのことを学ぶ。果たして花音は元の世界に戻れるのか！？　レナ族の運命は。ミカゲが魔法を使うと気持ち良くなっちゃうのは本当か！？　北欧系漂流ファンタジーの始まりです！