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作者:donta/作品情報/Nコード:N3471HQ
連載中 (全10エピソード) |
人間を助けるヒーローたちがいる。
彼らの存在は有名だが、その活躍を目の当たりにする機会はほとんどない。
警察犬。
才に恵まれ、厳しい訓練と試験を突破した犬だけがその任に就く事ができる。
警察犬にはニ種類ある。
警察直轄警察犬と、民間嘱託警察犬だ。
このお話しの主人公ドンタは民間嘱託警察犬。
彼は、警察犬のスーパーエリート集団、日本選抜特殊警察犬部隊の元第一部隊長だ。
元、である。
今は女子大生の寮の庭先でのんびりくらしている。
すっかり怠け癖がついてしまった、白茶で五歳のオスの柴犬。
犬の五歳は人間ならちょうど中年に差しかかった辺り。
ドンタには経歴以外にも他の犬と違うところがあった。
それは記憶。
人間だった頃をほんの少しだけ覚えていた。
ゆえに、ドンタは自分が人間だと思っていて、飼い主の百香は自分の娘だと思っている。
でも、それが真実だと証明するものは何もない。
証明したいとも思っていないし、人間に戻りたいとも思っていない。
ただ百香を守りたいと思っている。
後は犬としてのんびり出来たらそれでいい。
警察犬の任務は危険も伴う。
百香を危険に晒したくないドンタは、警察犬の任務参加にはとても消極的だ。
しかし、困っている人を放っておけない百香は、事あらばドンタを引き連れ人助けに向かう。
民間嘱託警察犬と、そのハンドラーとして。
こうしてドンタと百香は、シェパードのクロコやトイプードルのミミたちと共に、今日も捜査に乗り出すのであった。
この物語は、人知れず今日もどこかで、この人間世界を守り続けている彼ら警察犬たちの物語である。
今日もかよ
ああだらだらと
寝ていたい
byドンタ
ジャンル:ローファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: R15 残酷な描写あり 警察犬 嘱託警察犬 犬 事件 捜査 最終更新日:2022/09/04 16:06 読了時間:約58分(28,969文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 28 pt ブックマーク: 5件 評価人数: 2 人 評価ポイント: 18 pt |
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