ブラック企業に殺された俺に、女神はこう言った。 「あなたの“人生の努力”、全部経験値に換算済みです。 　──ついでに“死に様ダサすぎランキング１位”で、転生確定ですね♪」 　 15年間、筋トレも、勉強も、理不尽も、サービス残業も、 一切評価されなかったその全部が、 “カンスト超え経験値”として積み上がっていた。 　 ──だが、転生先は【魔法・戦争・国家】が入り乱れる地獄の異世界。 俺はせめて、今度こそ「誰にも迷惑をかけず静かに暮らす」と誓った。 　 ……なのに。 スキル【臣下召喚】を使ったら── 忠誠100％の過激派ヒロインが爆誕した。 　 「我が神よ、国を作りましょう。この世界に“偉大さ”を刻むのです！」 「やだよ！！俺は静かに暮らしたいだけだってば！！」 　 ◆スキル：火起こし → 魔王軍が“災厄の兆候”と誤認 ◆スキル：農業強化 → 村人が神扱いで土下座 ◆スキル：魔法使用 → 地獄の手が敵兵を飲み込む（本人もドン引き） 　 ──努力、世界バグらせてんだけど。 俺が望むのは、ただの穏やかな生活なのに、 忠誠バグの家臣と忠犬系契約獣に囲まれて、 気づけば村を作り、国家に巻き込まれ、世界の目が向き始めていた。 　 「今度こそ、努力が報われる世界だと思ったのに……おい異世界、お前もか！！」 　 これは、静かに暮らしたいだけの社畜が、 異世界で【無自覚な国家フラグ】を連発しながら、 世界規模でツッコみ倒す“努力報われ系・災厄転生スキル譚”である。

「アリアドネ・メルツァー。君との婚約を破棄する！」 俺がちょっと側を離れた隙に何言っちゃってんの！？ シーズン始めの舞踏会で起きた第二王子の婚約破棄宣言。 側近のちびっ子童顔主人公と婚約破棄宣言された吊り目気味、悪役令嬢？な２人が結ばれるお話しです。 王子の相手はビックリするぐらい影が薄くなってしまいました。。。