無精子症の元ヤクザ。東江昴が、父親の遺産を相続するために、沖縄に戻ってきた。 ３人のシングルマザーを助けて。奇妙な関係がスタートした。 ハーレムのような生活が始まる。 平日の東江昴の朝は早い。 5時に目覚ましが鳴り、身支度を終えて。子どもを含む6人の朝食を作り、3人分のお弁当作りも、並行で行う。 東江昴は、40歳から7年間を塀の中で過ごし、お勤め中に、父親が他界した。 東江は、出所後に沖縄へ戻り。父親の遺産である、実家とアパートを相続した。 相続にあたり、辺土名弁護士と赤嶺不動産社長から、アパートの201号室に住む、松田ナンシーの情報を得て、お金に困っていることを知った。 無駄に金を持っている東江は、ナンシーにお金を与えて、借金返済をしろと頼み込んだ。 雨の日に、アパートの駐車場で、雨宿りをしている幼い子供を見つけた。 周りに、大人の気配はなく。向かいのアパートを見ている。 向かいのアパートから、男が出てくると。天音ちゃんは、家路えと急いだ。 東江は、母親に文句を言おうと、天音ちゃんの部屋を訪ねると。事件に巻き込まれた。 東江は、比嘉朱美と出会い。事件を起こした男を、追い込んで、3000万近くの金をむしり取った。 松田ナンシーの義理の弟にあたる、松田悟が現れた。 松田悟は警察手帳を出して、「ナンシーに関わるな」と言い残し、姿を消したが。 ヤクザの兄貴分にあたる、前原に呼び出されて。袋叩きにって、ボコボコに伸された後、「ナンシーに、手を出すな」と忠告された。 東江は、ボロボロの状態で救急車へ乗り込み。病院の帰りに、横井京子と知り合い。 帰宅すると、京子はカレーを。朱美は、豚汁を持参。ナンシーも、肉じゃがを持参した。 さらに、東江家で1億6000万近い金を見つける。 京子は、老後に備えようと考え。 朱美は、自分の金を東江家に運んだ。 ナンシーは、東江の過去を知り。事件の中心にいる事を知った。 向かいのアパートに、変態が現れた。 天音ちゃんの好きな魔女っ子のTシャツを、横に伸ばして着ている変態だ。アパートのオーナーらしい。 朱美の部屋を調べると、4つの隠しカメラが出てきて。これを逆手に取り。 向かいのアパートを購入しる。 松田普の通う空手道場で、子供達が虐待されていた。 東江は、子供達を救うが。後ろ指をさされ、ナンシーと、引き裂かれてしまう。

この世界には人を主食として食べる一族がいる。一見物騒にも思うが、そんなことはない。何百年か前に俺たち人間側と人喰い一族が協定のようなものを結んだらしく、今は高さ10mもあろう塀の中で暮らしているそうだ。俺の住む水入町の中にも人喰い一族の集落がある。こう言った集落は全国に何ヶ所かあるらしいが、俺はこの街を出たことがないため、この集落以外見たことがない。

「君と僕の間には、奇跡の糸が繋がっている――」 医師免許を取ってから大学で助手をしていた香川陽樹は、人間関係のトラブルで職を失い、恩師の紹介で「中河内生化学研究所」で医師として働くことになる。 表向きは製薬会社の研究所、しかしそこはヒトに似て異なる種族、「貴種」の隔離保護施設であり、貴種の最後のひとりとなった少女・紗代が高い塀の中で囚われるように暮らしていた。 紗代は「自分が人間ではない」孤独を抱えて人間から距離を取っていたが、紗代と陽樹、ふたりが初めて出会ったときに謎の既視感と懐かしさを感じていた。 陽樹と同じように左遷されて研究所の所長になっていた友人の永井と、陽樹、紗代、人里離れた研究所での三人での暮らしが始まる。 紗代のささやかな願い、陽樹と紗代を繋ぐ縁、ヒトとは寿命の違う貴種――そして、迫害された貴種の過去。 「最後のひとり」の紗代の平穏を守るために、陽樹と永井は様々な手を尽くす。 しかし、紗代に思わぬ危険が迫っていることを陽樹は知ることになり……。 命の長さを、種の違いを越えて、手を取って生きる未来の為に陽樹は命がけの行動に出ることになる。 完結まで予約投稿済みです。 この小説はエブリスタ・カクヨムにも投稿しております。

著者は、少年院と刑務所で、2回ずつ、計12年6ヵ月を塀の中で過ごした。きっかけは、転校先で受けたいじめと家庭内暴力。小学生からワルの道に走り、中学生にして少年院へ。授業もまともに受けたことのない著者は、掛け算九九すらおぼつかず、漢字すら満足に書けない状態だった。しかし、少年刑務所の担当調査官のアドバイスにより、将来を真剣に考えるようになった著者は、刑務所内の通信制高校に入学。金属工場の衛生係を務めながら勉学に励み、仮釈放までに、51単位を修得。しかし、出所後は、お決まりの不良コースへ逆戻り。36歳でふたたび逮捕され、刑務所へ。しかし、父親の死を機に、再び更生を決意。出所後に、千葉県立千葉大宮高等学校通信制課程への編入学を目指す。少年刑務所で修得した単位も認められ、晴れて、「42歳の高校生」となる。若い同級生と机を並べ、バスケットに息を切らせた日々。スクーリングにレポートと、努力の結果、平成27年3月、見事、卒業に辿り着く。

　ここはまるで檻だ。外の世界はたくさんの人が行き交い、四季折々の花が咲き乱れ、空は広く、道も川もどこまででも続いているという。私はその美しい世界を見ることもなく、この竹庭の中で朽ち果てていくのだろうか。この白く高い塀の中で。 「外に出たい」 　私は六つのころから、シズ様と呼ばれる異形が住むお屋敷の使用人をしている。そして八つのころにミヤコ様と出会い、十五のときにシズ様のもとから逃げ出した。

出来心から、うまいチョコ・めんたい味（税込み108円）を盗んでしまい、懲役７年の刑を受けてしまう。そんなわたしの「塀の中の生活」。