鉱物資源を巡る、日本とアジアの大国、京華人民共和国の争いに巻き込まれたアフリカの小国、ロウド共和国。 変異型エボラ出血熱の流行や軍事クーデターを企て開発権を取り戻した日本だったが、復讐を誓うロウドのテロリストによって窮地に立たされる。 豪華列車の乗客を人質に取られた、日本政府に与えられた時間は僅か六時間。 迎え撃つテロリストハンター、日本の命運を握るその男は執行を待つ死刑囚だった。 放たれた天才スナイパーと、変異型エボラ出血熱ウイルスで脅迫をするテロリスト。 自衛隊と警察の縄張り争いの中、千メートル超の距離を挟んだ戦いの行方は……。 ＊改稿は誤字脱字の訂正や表記の統一によるもので、内容に変更はありません。 ＊小説エブリスタで公開中の作品を加筆修正したものです。

　魔物が大量に潜む危険地帯――ルハイル大森林の近くに位置するオルス村。 　そこに本作の主人公であるクレイ・グランディールは住んでいた。 　 　とある朝、クレイはお父さんと村民と一緒にルハイル大森林へ。 　そこで出会ったのは引っ越してきたシュレーナ・パライナット。 　彼女はあまり話そうとはせずクレイは苦手意識を持っていた。 　森を探索していたが特殊な魔物――変異型という魔物に襲われみんなは別々に。 　二人っきりになったクレイとシュレーナは問題がありつつもなんとか乗り越え、ちょっとだけ仲良くなる。 　そんな二人はひょんなことからアイズ大陸最高峰の魔法学校であるエントリア魔法学校に行くことに。 　そこでは新しい友達や先輩、先生など色々な人と出会い、成長していく。 　だが世界の裏で動く謎の組織の存在でクレイ達の学校生活は一変していくことになる。 　変わりゆく世界でクレイ達は果たしてどうするのか。 　これは杖と剣の魔法の世界で必死に足掻き、全ての先にある立派な魔法士、魔法剣士に成り上がる物語。 　そしていずれ杖と剣が世界を変える物語である。 　魔法学校が中心に物語が展開されますが本作は十二話から学校編が始まります。 　ですので前は飛ばしても構わないです。 　ですが登場人物との関係などを詳しく知りたい方は一話から見ることをおすすめします。 一章　完 二章　完 三章　続

　世界が終末を迎えてから四ヶ月。変異型狂犬病の感染者たちは、狂暴な屍である「保有者」に転化し、辺りを彷徨っていた。その姿は、まさにゾンビ。転がる死体、放置された自動車、廃墟になった街。終わった世界で「少年」はたった独り、日々を過ごしていた。保有者を殺し、本を読み、野菜を栽培。全てに諦めを抱きつつ、かつての仲間が遺した「ルール」通りに平淡な生活を送る。時を同じくして、ある悩みを抱えた「少女」が街を放浪していた。失った仲間を想いながら保有者を殺し続ける少年と、葛藤を抱きながら生存者を探し求める少女。そんな二人の生き残りが終末の街を舞台に繰り広げるゾンビサバイバル×ボーイミーツガール。

この世界は色々な陰謀でできているかもしれません。 水槽の中がすべてだと信じるメダカには、そんなことがあることすら見えないものかもしれません。 この作品は『エブリスタ』にも掲載しています。

人間ほど環境変化に適応能力を発揮する生命体はいません。 若者は変化する社会や気持ちに、どんな適応を見せるのでしょうか。 この作品は『エブリスタ』にも掲載しています。

オンラインで新型コロナやコロナ禍での生活について語り合っている小学6年生の少年・ユーリと天平(たかひら)。 二人は主に、感染の拡大を抑えつつ、経済を回す方法を考えているけれど――。 変異型のウィルスがマスクをしていても感染を引き起こしている可能性があると聞いて、学校が休校にならないか気になりだして――。 完全休校？　分散登校？　 分散登校は分散休校と表裏一体だと気づいた天平が、それもありなじゃないかと言い出して……。

小学6年生の少年・ユーリと天平(たかひら)は、新型コロナの感染が収まらない中で、どうするのがいいかを話し合っている。 今回の話題は――変異型ウィルス。 変異型ウィルスはマスクでは防げないかもしれないと言われ出したというところから、それじゃあマスク会食はリスクがあるのか？　という話になって――。 そもそも会食なんてしなくていいんじゃないかと思っていたユーリは、天平と話し合っていくうちに、徐々に会食をしたがったりお出かけしたりしたがる人の気持に寄り添っていくようになる。 そして天平が言い出した。「おしゃべりルーム作る？」 おしゃべりルームって――？

某国で「開発」された変異ウイルス。 ２つの地域で２種類がひそかに放出された。