『俺様は、魔王ゼルヴァス。 オリンポスの魔族の頂点に立つ者だ。 今は訳あって、異世界人アマトの精神空間に取り込ま…… いや、佇んでいる』 『な～に、カッコつけちゃってるの、ゼルヴァスちゃん！』 『な、なに！？』 『はーい。 私はカオスの女神、ティアマトよ。 原初の神で、カオス空間に満ちる魔素の管理者なの。 えっへん。 でもね、この間、大量の魔素がやってきちゃって…… どうやら、元の世界では、 核戦争で半分くらい人が死んじゃったみたい。 でも、その中で転生できた人達は、みんな能力者になるのよ。 すごいでしょ？ 中でもアマトちゃんは超々チート！』 『チートどころか、魔素量の膨大さでスタンダードスキル以上は神災級だ。 使えばとんでもない事態になる。 だから、ノーマルスキル以外、使用禁止にした。 その代わり、俺様がその使いどころを指南してやったのだ。 余ったスキルは、スライム族の娘達に分け与えろとな』 『そうそう。ミィナちゃんとルノアちゃんね。 可愛いし、癒されるわ～』 『あの娘らには魔王の俺様ですら一目置いている』 『でも、この世界、ちょっとピンチなのよ。 大量転生した異世界人達が、 “賢者の石”っていう魔素を取り込む人工魔石を作ったの。 そのせいで魔素の流れが滅茶苦茶になって、 カオスもオリンポスも、このままじゃ崩壊の危機よ！ なのに、私が「魔素を回収して」って、 アマトちゃんに頼んだら、断ったのよ！ もう、ぷんすこ！ でもね、「妹の赫夜ちゃんも転生してる」って言ったら、 「俺が見つけ出す」って言って転生して行っちゃった。 テヘッ！ それで、私はちょっとオリンポス観光…… じゃなくて、情報収集のために、 アマトちゃんとカオスを精神回廊でつないで、 ここにいるの』 『ふっ、暇人め』 『なによ！　ゼルヴァスちゃんだって、 アマトちゃんの回廊の入り口で引っかかってるだけじゃない！』 『う、うるさい！　 俺様はな、アマトを鍛え上げ、力を極めたその時、 この体を乗っ取るつもりだ！ そして、俺様を倒した“七つの大罪”の勇者どもと神々を……！』 「うるさいな、お前ら」 『あら、アマトちゃん！』 『おぉ、アマトか。 俺様がな、この物語のすごさを語っていたのだが、 ティアマトが途中から割り込んできて……』 「お前ら……さっきから誰に話してんだ？」 『……』

「わたし、VTuberだけど……異世界に転生しちゃいましたにゃ！？」 所属事務所爆散の憂き目に遭いながらも、地道に配信を続ける崖っぷちVTuber・猫神ルナ。 配信開始の瞬間、突然“ファンタジーな世界”へと飛ばされてしまった！ スライム、ゴブリン、さらには謎の魔王軍まで！？ 同接パワーを頼りに“異世界で戦うVTuber生活”が幕を開く。 しかし事態はさらに悪化。 なんと現実世界のVTuberたちが大量転生してくる事態が発生し、 異世界全体が“VTuberだらけ”のカオスに！ 配信バフを武器にモンスターを倒し、 夢を見る心を信じるVTuberは、現実と異世界の両方を救えるのか？ 異世界転移×VTuber×大乱戦！ バーチャルファンたちとの絆が奇跡を起こす、 **「VTuberですが、勝手に転生させられました！？」** VTuberと"転生"をめぐる異世界ファンタジー、ここに開幕！

異様な寒さに目が覚めたハシゲン。調べると大量の人間、しかも社会的地位が低いような人びとが失踪していると分かり…

　強化転生を果たした元日本人が暴れ回る、コッテコテのテンプレ異世界。そこに数多くのネット小説を読破した少女が、最強チート付属で召喚された。ネット小説マニアなら大喜びの境遇だろう。しかし、少女は喜ぶどころか厭世主義に早変わり。だって彼女の趣味は、ネット小説を読むことではなく――。……召喚から半年。少女は主義を変えず、それでも恩人の遺言で奮起した。怨敵は脚本家志望の元神さま。味方はご都合主義の青年率いる傭兵団。チートで仕組まれたバッドエンドを、チートでハッピーエンドに書き換えろ！　※主人公は青年の方。傭兵で団長で教師で軍師。あと、片腕一本分の神さま。

約１５００人の『ニート・引きこもり』が無理矢理殺されて（承諾済みだけど）、異世界で記憶のないまま飛ばされた・・・・筈だった。何故か俺だけ記憶があるのですが、一体コレは何かの手違いなのでしょうか？しかも何故か転生初回から奴隷になってんですけど？死んだ方がまだマシだった。