宇宙の何処かにあるセゾンという惑星のお話。 　魔族の母と人族の父との間に生まれたクラシスは魔法を使わない男の子。クラシスには神魔のハイドという友達がいる。永遠の命を持つ神魔のハイドは記憶が消えて過去を思い出せない。 　クラシスの興味は太陽アルテナと太陽アスラそして惑星セゾンの動向だったのだが、１０歳の時、女の子としてお城から招待状が届いてからは、王城では女の子として認識されていた。 　１４歳になったクラシスは、魔法が使えないのに何故か王城に行き同じく魔法の使えない王女ジュネルの魔力を引出す手伝いをするように依頼された。いまさら男の子ですと言えないため、母ヘラの魔法で少女に変装し王城に行くことになった。努力？のかいあって無事にジュネルが魔法を使えるようになりホッとしたのもつかの間、誘拐されてしまう。そして、姿の見えない不気味な”あのお方”の存在を知ることになった。 　クラシスは従兄弟のジルベールの従者ラシクに姿を変え、三王女達とともに５００年に一度行われるという天降祭に向けて神国に向かうことになる。神国は１００年前の戦争で国が無くなっていた。天降祭は神族の助けがないと行えないという。次の天降祭に向けて旅立つクラシス達だったが・・・。次の天降祭に起こるであろう出来事を人族の国で知ることになる。 　天降祭の予言と宇宙の穴の関係。クラシスとジルベールはこの最大の難関に立ち向かい、セゾンを救うことが出来るのだろうか。、