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作者:じじ子/作品情報/Nコード:N1341JW
連載中 (全10エピソード) |
魔法の王と謳われる北国、ノストーレス。
圧倒的な魔道士の数はもちろん、ありとあらゆる研究による魔術の著しい進化もあり、今では他を凌ぎトップの財力と領土を保持する超大国に君臨している。
だが、数千年の歴史は光ばかりの一面だけではない。
魔法が発展する最中、元あった文化は廃れ、剣士や医師など専門的な分野の職業は今や見る影もなくなった。
剣術や医術などいくら極めようとも、重宝されるのはいつだって魔道士。
あまりに酷な現実は、彼らから職を奪うばかりか。
魔道士以外は非国民として扱われることも多々あり、度重なる心労のせいでさらに彼らは数を減らしていくこととなった。
「うん、今の太刀筋は良かった」
そんな日々の逆境の中、敢えて剣士になってやろうと日々奮闘する者がいた。
非公認ながら大人も出場する大会で毎回トロフィーを取る程の実力の持ち主であり、将来は剣士長の座も狙えるとまで噂されている人物だった。
「さて、これは契約だ」
しかし、結局輝かしい未来は訪れなかった。
代わりに大きな手が待っていた。それも、赤に汚れた。
「私の脳となれ」
後にこの手が黒騎士と呼ばれる人間のものだと知るまで数日かかるのだが、時間にして約四十五時間。
その間地獄のような訓練を受けることとなる。
もちろん休息はなしで。
「敵の兵が十万、こちらは一万。十倍もの差がある中、お前はどう戦う?」
「山が北東一キロ先にある。西側の麓までおびき寄せて」
そうしてようやく初陣に立った様は、見違える程に細かった。
当然といえば当然である。
四十五時間もの間詰んだのは、剣士としての研鑽ではない。
「目測数千、目標地点へ陽動完了。さて、次の手は?」
「全員無事に逃げて。それだけ」
「了解」
血腥い戦場に立つ姿は、剣士ではなく軍師として。
約束された将来と共に剣を捨てた理由はひとつ。
「……雪崩か」
大国ノストーレスを討つこと。ただそれだけだ。
ジャンル:ハイファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: 魔法 剣 戦場 バトル 復讐 策略 ファンタジー R15 残酷な描写あり 最終更新日:2025/05/30 01:06 読了時間:約63分(31,396文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 2 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:深海星/作品情報/Nコード:N9029KA
連載中 (全20エピソード) |
クソ田舎に住む青年、クロ・スミスは兎に角剣を振るのが大好きだった。
それはもう毎日毎日田舎故に無駄に広い庭で食事をする時以外は常に剣を持って素振りをしているくらいには…
彼は素振りをするのが好きなのであって戦うのが好きな訳では無い…しかしその太刀筋は外から見る分には無駄に洗練されすぎていた。
本人が無口なのも相まって周りはどんどん勘違いしていく…彼は唯剣を振っていたいだけなのに…
ジャンル:ハイファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: ギャグ シリアス 男主人公 西洋 中世 勘違い 残酷な描写あり 最終更新日:2025/05/22 09:00 読了時間:約166分(82,996文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 60 pt ブックマーク: 14件 評価人数: 4 人 評価ポイント: 32 pt |
作者:アタラクシア/作品情報/Nコード:N5912JV
連載中 (全2エピソード) |
幕末の動乱期。様々な思惑と信念が入り乱れ、血の海と化していた京都にて。並み居る剣豪を押しのけ『剣鬼』と恐れられる男がいた。
長い黒髪。漆黒の瞳。一目見れば忘れられないほどに美しい顔立ち。美形な顔には似合わない血の香り――。
鬼の如し太刀筋にて死地を切り開き。やがては『幕末最強』とまで言われたその男の名は――幻水迅鋭。
そんな迅鋭も歳には勝てず。最後の戊辰戦争である箱館戦争から54年。茶碗に重みを感じるほど弱りきっていた迅鋭は最期の時を布団の上で過ごしていた。
思い出すのは過去の記憶。淡い幻想に手を伸ばし、最後に放った言葉は――。
「もう一度やり直したい」
最強とまで呼ばれた男の遺言は。なんとも虚しく。なんとも憐れなものであった。
そこから更に時は過ぎ。時代は2222年。急速な技術革新によって治安が悪化した日本にて。
何でも屋『フライヤー』の社長であるロアと戦闘員であるイヴは、依頼されたとある物を盗み出している真っ最中であった。
人を抜け、銃弾を抜け、建物を抜け。酷い置き土産と共に2人は脱出。
追ってから軽々と逃げおおせ、たどり着いたのはごみ捨て場。いつも通りの軽い仕事と油断していた2人の前に現れたのは――なんと若返った幻水迅鋭であった。
ジャンル:空想科学〔SF〕キーワード: ギャグ シリアス ほのぼの ダーク 男主人公 未来 ロボット アンドロイド 職業もの タイムトラベル 侍 アクション バトル R15 残酷な描写あり 最終更新日:2025/02/05 19:00 読了時間:約12分(5,520文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:歌川 詩季/作品情報/Nコード:N1217JI
短編 |
侍のように振る舞おうではないか。
ジャンル:詩〔その他〕キーワード: 刀 鞘 棒切れ 名は体を表す 太刀筋 乱世 血飛沫 伝家の宝刀 最終更新日:2024/07/25 07:00 読了時間:約1分(257文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 52 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 6 人 評価ポイント: 52 pt |
作者:じじ子/作品情報/Nコード:N0275IR
連載中 (全12エピソード) |
魔法の王国と謳われる北国、ノストーレス。
圧倒的な魔道士の数はもちろん、ありとあらゆる研究による魔術の著しい進化もあり、今では他を凌ぎトップの財力と領土を保持する超大国に君臨している。
だが、数千年の歴史は光ばかりの一面だけではない。
魔法が発展する最中、元あった文化は廃れ、剣士や医師など専門的な分野の職業は今や見る影もなくなった。
加えて魔道士以外は非国民として扱われることも多々あり、その心労のせいでさらに彼らは数を減らすこととなったが、国が一切の対策を取ることはなかった。
「うん、今の太刀筋は良かった」
そんな中、敢えて剣士になってやろうと日々奮闘する者がいた。
名はレイン。
非公認ながら大人も出場する大会で毎回トロフィーを取る程の実力の持ち主であり、将来は剣士長の座も狙えるとまで噂されている人物だった。
「さて、これは契約だ」
しかし、結局輝かしい未来は訪れなかった。
代わりに大きな手が待っていた。それも、赤に汚れた。
「私の脳となれ。レイン」
後にこの手が黒騎士と呼ばれる人間のものだと知るまで数日かかるのだが、時間にして約四十五時間。
その間レインは地獄のような訓練を受けることとなる。
「敵の兵が十万、こちらは一万。十倍もの差がある中、お前はどう戦う?」
「山が北東一キロ先にある。西側の麓までおびき寄せて」
そうしてようやく初陣に立った様は、見違える程に細かった。
当然といえば当然である。
レインは何も、剣士としての研鑽を詰んだ訳ではない。
「目測数千、目標地点へ陽動完了。さて、次の手は?」
「全員無事に逃げて。それだけ」
「了解」
血腥い戦場に立つ姿は、剣士ではなく軍師として。
約束された将来と共に剣を捨てた理由はひとつ。
「……雪崩か」
大国ノストーレスを討つこと。ただそれだけだ。
ジャンル:ハイファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: ESN大賞6 ダーク 男主人公 魔法 冒険 身分差 悲恋 オリジナル戦記 伝奇 IF戦記 異能力バトル ファンタジー 復讐 がっつりバトル 時にネタ R15 残酷な描写あり 最終更新日:2024/03/25 23:15 読了時間:約57分(28,057文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 2 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:雨樹義和/作品情報/Nコード:N7537GO
連載中 (全20エピソード) |
武士は、超人である。その脚力は一日に千里を駆け、その太刀筋は音速に匹敵する。時は戦国、群雄割拠して天下を争い、武士の刃が戦場に猛威を振るう。この動乱の世、オウミ国の僻地に、貧しい庶人の身でありながら、並外れて強い武士の力を秘めた少年がいた。名をゼッカという。オウミ国主より実力を認められたゼッカは、オウミのサムライとなり、刀一本で千軍万馬の戦場を往来し、あらゆる雄敵を打ち破り、果てなき高みへと駆け昇ってゆく。……という感じでお送りいたします和風戦国異世界チャンバラファンタジー活劇。異世界なのでチョンマゲはありません。
ジャンル:ハイファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: 残酷な描写あり 和風 主人公最強 主人公無双 主人公絶対無敵 ヒロインも強い 最終更新日:2023/07/27 00:00 読了時間:約147分(73,407文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 82 pt ブックマーク: 15件 評価人数: 6 人 評価ポイント: 52 pt |
作者:zawatin/作品情報/Nコード:N6047HR
短編 |
父はかつて悪魔の軍勢を退けた英雄。その息子レオン。しかし彼は剣の才能に恵まれなかった。
英雄の息子として人と比べられて、馬鹿にされてきた。 そんな自分を変えたい。強くなりたい。
そんな少年お物語です。「人は、変わろうと努力したものだけが、変われるんだ。」そんなメッセージ性を持たせました。
ジャンル:アクション〔文芸〕キーワード: 残酷な描写あり オリジナル戦記 最終更新日:2022/06/16 10:32 読了時間:約22分(10,943文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:勅使河原 俊盛/作品情報/Nコード:N8433EX
完結済 (全47エピソード) |
一六一四年四月 駿府城。後に神君と尊称されることになるその老人は、これを今際の際とばかりに、腹心である本多正純にとある遺言を授けた。曰く
「太閤恩顧の大名どもを潰すのじゃ。ひとつひとつ……」
頷く正純に大御所様と呼ばれるその男は、改易されるべき大名の名を次々と挙げていく。
「加藤、福島……」
その一々に得心し首肯する正純に、大御所様はしかし最後に、正純には奇妙と思われる名を告げたのである。
「それに……吉良じゃ」
「吉良……あの高家の、吉良に御座いますか?」
怪訝そうな表情をする正純を見た大御所様は、まるで悪戯っ子のような笑みを浮かべる。
「吉良は……儂個人の恨みよ」
その、重代の家老にのみ伝えらえるべき神君の遺言が発せられた正にその時、大御所様病床の室外に侍る者があった。将軍家名代として大御所様ご機嫌伺いに参上していた浅野釆女正長重、後に赤穂事件を引き起こすことになる浅野内匠頭長矩の曾祖父である。
爾来八十七年。
一七〇一年三月十四日。この日は将軍綱吉が勅使にお答え申し上げる、いわゆる勅答の儀が執り行われる予定であった。
「東照大権現もご照覧あれ!!」
この年の勅使御馳走役を拝命していた浅野長矩が、突如として何事か叫びながら脇差を抜き放ち、高家筆頭吉良上野介義央に上段から切りかかった。背中に一筋、額に一筋。だが、脇差を抜いた浅野の太刀筋は浅く、致命傷を与えるには至らない。事態に仰天し、逃げ惑いながら足を縺れさせる吉良。留めとばかりに三度脇差を振りかぶった浅野はしかし、終には背後から羽交い絞めにされ、その身体の自由を失った。
「浅野殿、殿中でござる」
幸いにも吉良の命に別状は無かったが、将軍綱吉は、側用人柳沢出羽守吉保の奏上した浅野の即日切腹を裁可する。何しろ勅答の儀当日に勅使御馳走役が自ら凶刃を振るい、こともあろうに殿中を高家の血で穢したのである。勅使への非礼に対するけじめの付け方として、それは当然のことではあったろう。しかし無論、この即決裁判に納得のいかない者も多い。
この凶報を受けた老中筆頭土屋相模守政直以下5人の老中達は、これを奇貨とすべく策謀を練り始める。曰く、遺された赤穂藩士達を上手く扇動して吉良義央を討たせる。そして、義央を討たれた不明を以って吉良家をお家断絶に導く。云々……
愈々、「神君の遺言」執行の刻が近付く。
ジャンル:歴史〔文芸〕キーワード: アニセカ小説大賞1 キネノベ大賞12 シリアス 男主人公 女主人公 和風 近世 群像劇 内政 身分差 史実 時代小説 武士 復讐劇 リアリティ 最終更新日:2018/08/24 00:00 読了時間:約275分(137,308文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 22 pt ブックマーク: 6件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:いるみりょう/作品情報/Nコード:N7775DJ
短編 |
足利将軍に仕える中条兵庫頭(ちゅうじょうひょうごのかみ)は、ある時、念阿弥慈恩(ねんなみじおん)という奇妙な兵法者との立ち合いを命じられた。月の明るい夜、相対した慈恩の剣は、太刀筋に魔風を孕んだ天狗の剣法であった。兵庫はそれを怖れつつ、なお愉しみながら剣を交わす。ついに両者の奥義が交錯し、立ち合いは終わる。兵庫は慈恩の技量を認めたが、その剣法の恐ろしさを鞍馬山から吹いてくる魔風とともに感じていた。剣法中条流と念流の交流の由来譚。
以下のサイトでも公開しています。
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=1032972
ジャンル:歴史〔文芸〕キーワード: 伝奇 時代小説 文学フリマ短編小説賞 剣豪 中条流 念流 最終更新日:2016/06/29 23:52 読了時間:約9分(4,089文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 10 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:風間 義介/作品情報/Nコード:N8469BR
短編 |
貴族によって政治が行われるこの世界で、庶民は貴族に虐げられていた。
しかし、あるときからか、庶民を虐げる貴族が暗殺される事件が発生した。
その事件を調べていた騎士団の隊長、ルインは王都で発生した事件の被害者である医者の死因である傷が、見覚えのある太刀筋であることを知り、一人の青年を尋ねた。
かつて、時を同じくして入団した親友を。
ジャンル:ノンジャンル〔ノンジャンル〕キーワード: R15 騎士 国家/民族 最終更新日:2013/07/03 17:55 読了時間:約10分(4,735文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 2 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 2 pt |
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