かつて女神の森と呼ばれた場所があった。 美しかったとされたその森は、今や魔女の巣窟と嫌忌され、誰も立ち入る事が無い───否、立ち入る事が許されない場所だとされた。 その深森に住む17歳の少女アルシエラ。 亡くなった母親の本を頼りに、今日も国の為に泉に向かい、祈りを捧げる日々を送っていた。

　『宇宙の真珠』と呼ばれ、女神リスタニアの伝説に彩られる惑星リステーニイ。そのリステーニイを統治し、竜神の子孫とも言われる皇帝の一人娘として生まれ、女神と同じ青い髪を持つ皇女サファイアの数奇な運命と、サファイアをめぐる人々の物語。（以前投稿したことのある作品ですが、今回、作品の舞台や登場人物の一部、タイトルなど改め、再投稿致しました）

死んでしまった『俺』は、女神の森利花（もりとしはな）により、異世界スピリトゥスへの派遣を命じる。そこで『俺』は、生前大好きだったゲーム『BLUE DRIVE』のヒロイン、ノルン＝ブルットに転生する。異世界でノルンを待っていたのは、狼との出会いだった。狼との出会いから、時にスローライフ、時に戦い、時に出会い、ソフトに生活を過ごしていきながら、異世界スピリトゥスの平穏を護っていく。 ※カクヨムでWaTtleの名義で投稿しています。

多種族国家フィオーレ王国。様々な種族が暮らすこの国には、人々が容易に足を踏み入れない、否、侵入不可能な場所が存在していた。名を、メウヤアルの森という。陽も届かずいつもほの暗い鬱蒼とした深い森は、死を運ぶ毒草や凶暴な獣が蔓延っている危険な場所――人々は口を揃えて《還らずの森》と呼んだ。 　誰も近寄らない、どんな猛者でも踵を返すようなそんな場所で、ひとつの出会いがあった――。 「…………君は何者だ？（何故、麻袋を被っているんだ？）」 「森に住む、た、只人、です（どどどどうしよう。私喋ってる、人間と喋ってるわ）」 　人々に避けられた深い森の中でひっそり生きる（引き籠る）ちょっと不思議な少女と、理由あって森に迷い込んでしまった青年が出会ったことから始まる物語。 ※R15、残酷な描写タグは念の為の保険です。ストーリー上、残酷な描写があるかもしれないのでタグつけさせていただきました。