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作者:まえばる蒔乃@受賞感謝/作品情報/Nコード:N4535IB
短編 |
公爵息女ミレニアは魔術師団長就任の条件として婿取り婚を命じられる。女公爵としての家督相続と魔術師団長職の両方を求めるミレニアにとって婿探しは難航を極めたが、たった一人、第三王弟殿下、レイが婿になりたいと名乗り出た。
妾腹生まれで淡い金髪に杏色の瞳、柔和な美貌のその彼は、社交界の令嬢たちの間では立場上出世は見込めない『顔だけの王弟殿下』と言われていた。
彼は結婚式にて、誓いの口づけをするふりをしてミレニアに囁いた。
「君を愛するつもりはないよ。だから安心して行っておいで、討伐に」
ーー愛するつもりはない。
この世でいう「愛する」が妊娠を目的とする性行為を意味するのであれば、レイはこの上なくミレニアを「愛する」つもりはなさそうだった。
「そもそも閨を共にして肌を重ねて子供を孕ませて、それこそが「愛です」って言うのも信用できないんだよね」
そうは言いながらもレイはミレニアをとことん溺愛し、彼女のために暗躍する。
愛しているけれど愛することはしない、彼には事情があった。
◇◇◇
潔癖で変わり者で腹に一物ありそうなお婿さんと、グリズリー殺しの異名を持つ最強魔術師団長が愛しあうまでのまどろっこしいお話です。
ジャンル:異世界〔恋愛〕キーワード: ハッピーエンド 身分差 ヒストリカル 溺愛 ざまぁ含有 腹黒 王侯貴族 女魔術師団長 食事 ヤンデレ 契約結婚 すれ違い 執着 R15 残酷な描写あり 最終更新日:2023/02/06 12:04 読了時間:約36分(17,697文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 16,792 pt ブックマーク: 1,230件 評価人数: 1,578 人 評価ポイント: 14,332 pt |
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