不可思議な書生の男に促されるまま私は席に着いた。 招かれた側は私の方なので、幾つか質問を行う。 「何か書かれているのですか?」 「そう。話していた方が進むからね」 そうしてある悩みを打ち明ける。 注意事項1 起承転結はありません。 短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。 注意事項2 創作部。のあの子。 連載ではもう少し膨らませたい一幕。 でも難しい。訳分からん。

　一話、聖女認定されたルリィは第一王子と婚約させられる。 　王子は聖女の力を好きに扱う。 　ある朝、王子に寝所に来るように言われて、行くと・・・。 　女性の処女性が信じられなくなる時代へと突入？！ 　二話、第２王子の登場です。ルリィへと結婚を迫ります。 　第一王子で王族にこりたルリィはなんとかして断りたいのですが・・・。

稀なる力を持ち宝玉と讃えられた水姫は、長年家にしまい込まれ父に都合よく扱われて育ってきた。 年頃になった水姫は、父の手際によって東の領主のもとへ嫁ぐことが決まる。 けれどこの婚姻もまた水姫にとって幸福なものでないのは明らかだった。 輿入れの日、思いがけない転機が訪れる。 華美な花嫁行列が盗賊による強襲を受け、戦利品として水姫は捕らえられることになってしまったのだ。 水姫をさらったのは少年とも青年ともつかない容姿をした男、盗賊たちに王と呼ばれる夜従だった。 夜従は水姫の心を見透かすように、毒のように甘い声で囁く。 「泣いてもいいよ。けれどお前は今、僕の物なんだ。物のままでいるなら、今夜からお前を僕は好きに扱う。それが嫌なら村の民として生きる選択もできる。ここにお前の守りてはいない。ならばこの先のことはお前でお選び」 心を縛られて生きてきた水姫は夜従との出会いで自分が知らなかった感情を知り、翻弄されながらもその感情と向き合っていくことになる。 短編集内で連載中だった物を単独連載に移行しています。 場面により流血・残酷描写、女性から男性への性的暴力を想起させる描写(not主人公、ヒーロー)、現実に置いての良俗に反する描写があります。