あらすじを説明しよう！ 　もしも異世界に多量の日本人を送り込んだら、いったいどうなってしまうのか？　そんな事を考えたことはないだろうか？ 　勤勉な日本人はその特性上、集合するとまるで妖精さんのように世界を発展させ、あっという間に異世界を日本そのままに再現してしまうことだろう。 　そこでは日本語が標準語であまつさえ日本銀行券が流通し――、しかし圧倒的な科学力によってモンスターたちは時の天然記念トキのように絶滅の危機に瀕し、下野動物園に極僅かの種牡魔が残るのみの世界となってしまうのだ。 　そんなポストアポカリプス的な異世界で、完全にデビューが出遅れてしまったダンジョンマスターである魔人ロダン・ガーゼットは、推しの嫁がダンジョン外で暴走し始めるのを止めることができず、ただただ胃もたれに耐えるしかないのであった――

ビル清掃してたら落ちた。 神様が出てきた。 のんびり暮らそうと普通の冒険者にしてもらった。 ダンジョンに入ったら入り口のところに最強装備が落ちてた。 帰ろうと思ったら、出口のところに、金貨が１万枚落ちてた。 なにかがおかしい。 誰かが俺を見ている……。 どうやらこのダンジョンに好かれているらしい……ヤバイことになった。 むこうからなにかがやってくる……。

「ダンジョンも一緒に冒険できない？」 男はダンジョンマスターとして転生したが、旅をしたいという異例の願いから世界初の人型ダンジョンが密かに誕生した。 しかしその人型ダンジョンは、ダンジョン運営すらまともに出来なかった！？ これは常識破りのダンジョンとマスターが、世界一のダンジョンを目指して助け合い成長していく旅する物語。 ※）ダンジョン攻略が奇数の章、ダンジョン運営が偶数の章となった攻略＆運営のダンジョン物です。