5歳のときから人気子役だった美形の高校生俳優リョウは、役者としての仕事の悩みや傷ついている素の心まで何でも信頼して相談できる13歳年上の臨時教員ユウコと結婚した。 非公開な婚姻をして俳優を続けながらも、本当の愛を大切にする大人の男になっていく成長と愛情を追う物語。 ～リョウは売れっ子の子役俳優なのだが自分自身にも仕事相手にもシビアで、女の子を本気で好きになる気もなく、ただ一人の心を許せ安らぐ相手といえば補講担当のユウコ先生だけだった。 17歳になったリョウはマネージャーや事務所幹部を説き伏せて世間には非公開で30歳のユウコと入籍してしまうのだが、 じつは妻になったユウコは、女の子に興味のないリョウは本当は男の子との愛を求めていることに自分でも気がついていないだけなのでは、などと思ってしまう。 若いリョウは役に没頭し過ぎてたびたび自分を失くしてしまうが、ユウコだけは何かあった時いかなる時にも一番近くに居て欲しいので戸籍で妻となってもらったのだが、実のところは夫婦というよりシェアハウスの同居人のような暮らしだった。 人の心を揺さぶるような本当の演技が出来る俳優を目指すリョウにとって13歳年上のユウコは生涯を共にする本当の人生のパートナーなのか？ ～

私の友人の実話です。　　　　

　健康な人生と病気の人生は個人にとっても家族にとってもこの世で天国と地獄の差を生む。病気を避け健康を維持するのは病院や医師の役目ではなく、個人の考え方と行動で決まるということを、仕事柄常々考えてきた。その考えと事例をエッセイの形で綴ることにしたい。

第１章：主人公の母は、子宮癌を克服し子供３人を育てていたが、腎臓機能悪化で移植手術。 　　　　それは、長女から提供されるのだが、母は知らない。その長女が交通事故で死亡。 　　　　長女の２つ目の腎臓も母に移植される。忘れ形見の三歳の孫を引き取り育てる。 第２章：主人公の孫は、三歳で母親を亡くしていて、母の事を朧にしか思い出せない。 　　　　祖父母、叔母夫婦に育てられるが、中学進学と同時に実父と祖父と暮すようになる。 　　　　大学病院で外科医を務める父に倣って、救急外来の外科医を目指す。 　　　　医師になってから、祖母の腎臓移植の経緯を知る。

一人っ子で親の愛情を充分に受けて育った「めぐみ」やがて大人になり「教師」という職に就くが・・・この「めぐみ先生」の一生を書きました。現実にあった話を参考にして自分なりに創作した話です。