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作者:背骨/作品情報/Nコード:N0460KU
短編 |
公爵家の美しき姉妹、ローズとマリー。だがその関係は、幼い頃からマリーの「欲しがり癖」と両親の偏愛によって歪められていた。姉のローズはいつも我慢を強いられ、妹のマリーは嘘泣きと虚言で思いのままに周囲を操っていた。
しかし、時は流れ、王太子がローズに婚約を申し込んだことで姉妹の関係に大きな波が訪れる。
「姉のものはすべて欲しい」――マリーは、ついに姉の婚約者までも狙う。しかし王太子は、マリーの嘘と企みに騙されるどころか、すでに姉妹の過去を調査済みだった。
暴かれた真実、露わになる本性。すべてを知った父の怒りと謝罪、そしてマリーに下された裁きとは――
真実の愛と誠実さが導く、美しくも切ない宮廷短編ドラマ。
ジャンル:異世界〔恋愛〕キーワード: 姉妹の確執 貴族社会 宮廷ロマンス 嫉妬と虚言 成長と報い 王太子の聡明さ 因果応報 美しき令嬢 修道院送り ハッピーエンド 最終更新日:2025/07/17 21:10 読了時間:約3分(1,088文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 50 pt ブックマーク: 4件 評価人数: 6 人 評価ポイント: 42 pt |
作者:米粉/作品情報/Nコード:N4486KO
連載中 (全35エピソード) |
香の記憶は、筆より深く、私を導いた――。
私は燈香《とうか》。
平安のような異世界に生きる、内大臣家の次女。十四の春。
けれど本当の私は、かつて現代で暮らしていた、ごく普通の主婦だった。
趣味は書道。言葉を綴り、墨の香に癒されながら、静かでささやかな日々を過ごしていた。
そんな私が、ある日突然命を落とし、目を覚ました先は――
香と筆と身分制度に包まれた、華やかな貴族社会だった。
与えられた新しい名と立場。
姉の華怜《かれん》は帝の妃候補に、私は内大臣家の跡取り姫として、
政と文化のはざまで慎ましくも大切に育てられてきた。
都では“美しき姉妹”と囁かれ、
やがて姉妹は、宮廷の目に留まる。
東宮から遣わされた家庭教師。
筆と和歌に優れた蒼き衣の青年――蒼倉 硯清《そうくら せきせい》。
その姿を見た瞬間、私は心を震わせた。
どこか懐かしい佇まい。かすかな香と、筆の癖。
そう――彼は、前世で私がもっとも敬い、想いを通わせた“あの人”に、あまりにも似ていたのだ。
けれど、彼はこちらを知らぬ顔で。
まるで出会ったこともないかのように、淡く距離を保つ。
それでも彼の教える書や和歌は、香のように姉妹の心に染み入り、
姉・華怜の胸に、やさしい恋の色を灯してゆく。
私は、“前世の想い”と“いま芽生えた気持ち”のはざまで揺れながら、
また筆をとる。
そして――
都に漂う、不可解な香。
名もなき第一皇子の死。
かつて亡くなった東宮・悠蓮《ゆうれん》の影。
隠された血筋。消えた跡継ぎ。
香が運ぶ“記憶”と“想い”が、やがてひとつの真実に繋がっていく。
これは、香と筆が紡ぐ転生宮廷ロマンス。
恋と政、家と血と秘密が交差する、少女たちの静かで激しい群像の物語。
香に宿る恋。
筆に刻まれた記憶。
そして――もうひとつの未来。
白と銀の香るあの屋敷、白銀香殿《はくぎんこうでん》から始まった
これは、私の“書き継ぐ物語”です。
ジャンル:ローファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: 異世界転生 シリアス 女主人公 和風 群像劇 最終更新日:2025/06/02 04:51 読了時間:約102分(50,716文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
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