中学三年生の主人公、乃亜は小学生の頃に母を亡くし、それ以来父と二人での生活になるが、父の彼女だと言う女性がある日突然家に転がり込んできて、三人暮らしが始まった。 それは乃亜にとって驚きの出来事ではなく、母の生前から浮気癖があった父のいつもの事。振り回される事には慣れていた。 乃亜の幼馴染である陸は、家も近所でいつも一緒。乃亜に想いを寄せる陸は、何度もその気持ちを彼女に伝えているが、返事は決まってノーだった。 　 夏休み。とあるきっかけから乃亜に恋人ができる。そこから動く、物語。 追いかける陸に、逃げる乃亜。だけども時々受け入れて。 乃亜が陸を恋人として拒絶するには、ある理由があった。 甘酸っぱくて、もどかしくて切なくて。愛なんか信じられない主人公だけれど、愛に溢れた作品を目指します。 ※この作品はとあるコンテストにて編集部さまから選評をいただき、そのアドバイスをもとに添削加筆したものです。 ※荒れてしまっていた感想欄に、他サイトのフォロワーさんを含めた周りの方々に心配をかけている状態でしたので、一度感想欄を封鎖いたします。今まで皆様が下さったご感想は、心に確と留めております。ありがとうございました。 足を運んでくださった方々、皆様に感謝です。拙いモノカキですが、よろしくお願いいたします。

聞かせてほしい！　〇の事、好きになってくれないか？ 僕は今まで、ずっと好きな女の子がいるんだ、、、！ 幼馴染の女の子で、家も近所で親同士も仲がいい！ 僕たちが小さい時は、ただただ一緒に遊んでるだけで楽しいと 思える仲だったんだ、、、！

3つ年上の藤宮海人のことが好きな相田雛。 家も近所で小さい頃から一緒に遊んでいた。中学を卒業したら告白しようと決めていたが、海人は高校を卒業するとすぐに東京の大学に行ってしまった。 諦めた方がいいのか、まだ好きでいいのか迷っているときに東京から帰ってきていた海人に会い雛の気持ちは大きく揺れ出す。