この世界は、戦争で滅びている。 『なのに』……新しい世界でも、人は再び戦争をはじめる。 舞台は、戦争に巻き込まれた小国『バーディガン王国』。 戦火に突き進む小国に現れた、ドワーフを名乗る謎の男『カーネギー・アルダン』。 其の国は、貧しかった。 養うことが出来ない、産まれすぎた子供は商品となる。 親は、端から売りに出す子供に、名前を付けず、愛情も与えない。 子供は知らない、ナゼ親がそこまで非情になりきれるのか？ 子供は知らない、自分が他の家の子供と交換されたということを。 子供は知らない、本当の親が別にいることを。 『カーネギー・アルダンは、名前の無い六人の子供を拾い、特別な力を託した。 マシンドールと呼ばれる、魔法の効かない巨大生物兵器に繋がることが出来る特別な力。 特別な力を持つ六人が、名前の無い子供たちと出会い、進む道を少しずつ見つけていく。 名前の無い、呪いの首輪に繋がれた子供たちの、未来を掴むまでの物語。

［あらすじ］ 　今より少し未来のお話。 　綾瀬重工の御曹司、正蔵は営利誘拐されそうになっていた。それを助けたのは美少女アンドロイドの佳乃椿だった。叔母の口車に乗せられ椿の所有者となった正蔵だが、彼女の美貌に惚れ込んでしまう。 　そんな時、大学周辺で大規模なネット障害が発生する。 　それは、異星人が引き起こした策略だった。

世界中の天才科学者で構成された、圧倒的な化学力と軍事力を保有する秘密結社管理者は、全世界に対し宣戦布告した。 圧倒的な力を持つ管理者たちの生み出した巨大生物兵器、監視者の前に人類の抵抗も虚しく、次々と生存圏を奪われていった。 そんな圧倒的な力を持つ管理軍に対し、たった一人で復讐に燃える男がいた。 その男の名は……

人類の最終戦争から二十一年。人々はしぶとく生き延びていた。 汚染された大地により全ての植物は悪臭を放ち、動物たちはその植物を食べることを拒否し、絶滅していった。 人々は臭みを特殊なカレー粉によって抑えてのみ、食事をしていた。 肉と呼べるものは戦時中に生み出された巨大生物兵器、マルチフードのみ。 希望を求める人々は、カレーだけを食べて生き延びていた・・・。