『キスした相手の能力を奪う』 そんなバカげた異能の力を得た主人公「向井直人」は、 謎の銀髪の少女「マオ」から告げられた条件を呑み、 失踪した両親を取り戻すため、クラス一の美少女「神楽椋」が持つ異能の力を奪うことになる。 つまり、直人は美少女の椋とキスをしなければならなくなったのだ。 キスを迫らなければならない直人は、椋へのアプローチに四苦八苦することに。 また、彼女は彼女で何やら事情を抱えている様子だが……？ 直人は椋とキスをして、両親を取り戻すことが出来るのか。 これは美少女とのキスを巡って繰り広げられる、ちょっぴりドキドキする非日常の物語である。 ……幼馴染もいるよ！ ※第８回オーバーラップ文庫大賞 第１ターン 1次選考通過、2次選考落選作品です。 ※初投稿ですので色々拙かったりするかもですが、大目に見ていただけると幸いです。

　中学生活が終わり、高校生活の始まりを控えたある日のこと。少年は物語の登場人物となった……ただし、『異世界から招かれた少女を迎える側』という、脇役枠で。 　若干期待の斜め上ではあったものの、非日常な日常の予感に少年は胸を躍らせるが……!? 「……リウミユレエミレメン……」 「……………………ゑ？」 　世界と言語を隔てた少年少女が歩み寄る、ホストファミリー型異文化交流現代召喚、始めました！