転生者のサブレは、子供のころから簡単に土魔法を使うことが出来た。◆周囲の大人達に「天才、天才」と言われすぎて、自分は世界最強俺TUEEEをするために異世界にやって来たんだと思った。◆調子に乗ったサブレに”計算外”はすぐさま襲い掛かった。◆渾身の土壁が酔っぱらった父親によって、ウエハースみたいにぱっくり割られてしまったのだ。◆サブレは思った。こんな化け物じみた強力な力をもった人間がすぐ近くにいるということは、世界には何千、何万人もいるに決まってる。自分の才能なんか大したことが無いんだ。◆自分が天才でないことを知って夢を諦めたサブレが、次に目指したのは”特級宮廷魔術師”。◆王族を守るという特別な仕事だから給料も身分も高くて休みも多い、人生勝ち組ルート確定の上級公務員だ。◆時が経ち、がんばったサブレは見事に特級宮廷魔術師として認められた。◆夢の勝ち組ルートの１歩目。◆調子に乗ったサブレに”計算外”が再び襲い掛かった。◆赴任先が約束していた王子の所ではなく、その妹の王女に決定されてしまったのだ。◆王女様は、ぷにロリ系美少女だが、性格はクソ面倒くさい地雷。そして先輩の金髪騎士は脳筋系美少女だが、性格はクソ面倒くさい地雷。◆サブレが持っているのは天才的な土魔法の才能と、本人も気付いていない神からのプレゼント。◆さぁ行けサブレ！お前が思ってる感じにはならないけど頑張れサブレ！◆女難がすごいけど頑張れサブレ！◆ハーレムの実現のために！〈旧題　世界最強俺TUEEE！それが無理なら特級宮廷魔術師だ！！〉