かつて、人魚と人間は手を取りあっていたが、ある出来事をを境にその関係は崩壊した。人魚の国の姫フリサフィス・ヒュドール・セイーレ。彼女は普通の人魚ではなく父親が人間だった。そんな彼女は十八歳のある日、母である女王から実は双子の兄がいると聞かされる。フィーリア帝国の皇太子である兄を捜し出し、ふたりで古のように人魚と人間が手と手を取り合える世界をつくろう、と決意した彼女は人魚と人間の『架け橋』となるべく故郷である海を飛び出し１年間の冒険を始めた。…とは言うものの、溺れていると勘違いされてすぐに船に保護されてしまう！？しかも救助しに来たという騎士、エマーティノス・バレットは事あるごとに突っかかってくる嫌味な奴でありながら無駄に優秀で船で救助されてからも喧嘩が耐えない。不幸続きな旅なのか！と思ったら幸運にもお目当ての人物は近くにいて―。 　これは、真面目だけれど鈍感で強気な少女の誰かが知っている誰も知らない物語。

　空には反重力装置を搭載した乗り物が飛び交い、大陸はゆうゆうと浮かんでいる。技士のセリオスは今日も趣味と実益を兼ねた仕事をのんびりとこなす日々を送る筈だった。 　だがアルビノの少女との出会いが、彼の日常を崩し去った。 　強気な少女は言った。自分が逃げられるように助けて欲しい、と。 　自分が捕まれば、空に浮かぶ島々が、地に落とされてしまうかもしれないのだ、と。 　空に憧れ、見上げるばかりだったセリオスの日々は、少女に連れ出され、空賊を巻き込み、大空の中へと飛び込んでいく。 　その一方で、少女を狙う帝国の陰謀に巻き込まれていく。 　果たしてセリオスは、未知なる空の世界の中で何を知り、どんな景色を見るのだろうか。

瓦礫だらけの世界。 この世界ではシナリオと呼ばれる紙に自分の人生を書くことが出来る。 そんな世界で、シナリオを書けずにいた少年ナギト。 ナギトは強気な少女カイラと出会い、旅を始める。 2人は旅の中で、瓦礫だらけの世界に生きている人々に触れて成長していく。 瓦礫に囲まれたその世界は、人が見失いがちな何かを2人に教えていった。 2人の旅の終着点にあるのは、何かに決められた運命か、それとも決断か。

貧しい村でそれなりに幸せに暮らしていた少女アイシャは、ある時肩に痣が出来ていた事に気付いた。 消えると思っていた痣は日増しに濃くなっていく。 それが魔王の呪いによるものと判明した途端、村人に森の奥へ捨てられてしまった。 死の間際、アイシャは魔女に拾われ一命をとりとめる事ができた。 それから数年アイシャは魔女と生活し、ある日魔女から『呪いを解く方法がある』と教えられる。 その方法は魔王を殺す事。 呪いを解くべく魔王を倒すべく旅に出るアイシャだったが、同じく国を守るために魔王を倒そうとする王子と出会い、一緒に旅をすることになってしまった。 しかし魔王を倒すどころか、アイシャは魔王に一目惚れされてしまう。 旅の所々で現れる魔王は……？ ※魔物を倒すシーンが発生するかもしれません。あくまで予定です。

高校生の少年、健吾には仲間がいた。 ちょっと天然でちょっと強気な少女、七海。 いい加減でいつもハイテンションな少年、真道。 小柄で可愛い、活発な少女、真乃。 彼らは放課後に、薄暗く、森が広がる謎の空間を遊び場としていた。光と見まがう電撃をほとばしる武器を手に、そこに住む敵――ロボットを倒していく。 彼らは、ただスポーツのような感覚で受け入れる。 一か月前に、三人の輪の中に入った健吾。 健吾は、この空間が自分たち四人を繋げてくれているのだと思った。 そのために存在する世界だと思っていた。 しかし、他ならぬその空間で、健吾は忘れていた真実に出会っていく……。

遺伝子の未知の領域のひとつが解明された。それは人が「善」であるか「悪」であるか決定づける因子だ。その遺伝子を活用し、社会の役割階級を分配する世の中は、経済も政治も滞りなく回っていた。そんな時代の中、リクは「悪」の遺伝子を保有して生まれた。その遺伝子保有者は労働条に収容される法が作られていた。リクもその中に収容された。暗く灰色の人生を送っていた彼だが、ある日、一人の少女に出会った。その強気な少女に恋をしたリクは、彼女から共に脱獄するように求められた。いとも簡単に生呼応した脱獄の先にあったものとは－－－－。

妙なことにその街の地図は、ど真ん中がほぼ真四角に塗りつぶされていた――。 元カメラマンのロッシュは、旅の途中で立ち寄ったミロンズタウンが秘める謎に迫ろうと一件の屋敷に居候することになった。 屋敷の主であるモートン氏は言う、「そこにあったのは曰わくつきの古屋敷……獰猛な『人食い屋敷』だ」と。 人形のようにかわいらしいくせに妙に強気な少女セイリードは、今にも泣き出しそうな顔でロッシュに告げる。 「夢ならいいよね……全部夢ならよかったのに――」 一方その頃、遠方の都市グレナンからは秘密組織《ブラック・ドッグ》に所属する青年ファーディンが、失踪した女の捜査でミロンズタウンへやって来ていた。 好奇心過剰病のロッシュとボロドレスを纏ったツンデレ少女セイリードによるホラー×ファンタジーな話です。 （以前個人サイトで掲載していたものです） ＝＝＝＝＝ 2016/06/12　レビューを書いて頂きました。 ありがとうございました！ ＝＝＝＝＝ イラスト：月磨

東京は原宿。 そこには １人は少し強気な少女。 １人は一風変わった青年。 １人は人間離れした青年。 この３人がそろうとき、物語は始まる！

不敵な少年と強気な少女が織り成す恋物語

大沢リクはどこにでもいるような普通の大学生。 気の合う仲間と馬鹿な話をし、いつまでも笑っていたい少年。 しかし、彼のそんな日常は光と共に音もなく崩れるのである。 記憶喪失の強気な少女。 迫りくる脅威。 少年と少女の成長を描くファンタジー長編（にしたい）

下町育ちの貴族の娘、カンナは、男勝りな強気な少女。 下町の同年代の男子たちの約半分近くは彼女の舎弟。お嬢と呼ばれている。 ある日町でいつものようにチンピラ退治をしていた彼女は、少し隙を見せてしまって…？