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作者:hisa/作品情報/Nコード:N9510HK
連載中 (全3エピソード) |
令和四年一月。約十年ぶりに実家に帰って母親と話をしていると、猫が寝ていた棚から、一冊の青いノートが地面に落ちた。
猫が落としたのか、それとも自然に崩れたのか、よくわからないまま。
それは、お見舞いに行った日、ヒマだと嘆くじいちゃんに、病院の売店で買ってプレゼントしたノートだ。その日、僕は言った。
「ヒマなら、そのノートに自分史でも書けばいいよ。僕はインターネットで小説を書いてるんだけど、それも書けたらインターネットにあげてみんなに読んでもらおう」
その後すぐに仕事で忙しくなり、僕は小説を書かなくなった。ついでに、じいちゃんとそんな約束をしていたことをきれいさっぱり忘れた。
それから十数年、再び小説を書き始めた僕の前に、このノートは降ってきた。中を開くと、手書きの文字がびっしりと書き込まれている。
「あ、これはヤバいやつだ」
僕は約束を履行することにした。約束はみんなに読んでもらうところまで。
読んでくれなかったら棚から青いノートが落ちてくることになるので、是非とも最後までお読みください。
なお、差別用語、人名等登場しますが、当時の空気感を残すため、ちょっと削ってお茶を濁した上でそのまま掲載しています。
それが嫌だという方は、読まないようにお願いいたします。その場合は、青い本も落ちてこないでしょう。知らんけど。
※カクヨムに同時投稿しています
ジャンル:歴史〔文芸〕キーワード: R15 残酷な描写あり 史実 第二次世界大戦 従軍記録 シベリア抑留 捕虜 歩兵聯隊 神戸 ノンフィクション 最終更新日:2022/03/07 22:43 読了時間:約6分(2,705文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 22 pt ブックマーク: 7件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 8 pt |
作者:ゆるふわうんこ/作品情報/Nコード:N9095CO
連載中 (全13エピソード) |
「私は戦争で人を殺めました」
物語はとある老婦人の告白から始まる。
「私はナチスの武装親衛隊の一員――第12SS装甲師団の戦闘員として第2次世界大戦に参加しました」
「沢山戦友はいた。でも皆死んでしまった」
「本当は墓場までこの歴史の闇に葬り去られた事実を持っていくつもりだった」
「しかし、戦禍から半世紀あまりが経った今日、彼ら、彼女らの戦いの記憶が遺されていないのは余りにも悲しすぎやしないだろうか……」
――老婦人が語るは歴史の闇に葬り去られた部隊の戦歴とそこで戦った勇士達の記憶。
第二次世界大戦下のドイツ軍に存在した男女混成部隊の成り立ちとその終末。
――それは歴史の闇に葬り去られた少年少女の悲劇の記録
彼ら彼女らはどうして戦う道を選んだのか?
彼ら彼女らは如何にして戦ったのか。
彼ら彼女らはどのように散っていったのか。
そして、なぜ戦史から抹消されたのか。
影の戦史の当事者が語る真実――
ジャンル:ノンジャンル〔ノンジャンル〕キーワード: 残酷な描写あり 戦車 武装SS 第2次世界大戦 フィクション 萌えないミリ 戦争 回想録風 鬱展開 必殺技とかない 地味 パンツァーフロント 最終更新日:2015/04/06 00:03 読了時間:約38分(18,509文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 挿絵あり 総合ポイント: 26 pt ブックマーク: 12件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 2 pt |
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