修行中のサンタが不遇な少女に出会った。彼女に何もしてあげられなかったサンタは、いつかプレゼントを届けることを約束し、少女の手首に見えない鈴の印をつけた。そして１０年後のクリスマス、極上のプレゼントをひっさげサンタがやってきた。サンタのプレゼントはかたくなな彼女の心を解き放つこと。それには荒治療が必要で、試練を与えて本当の気持ちを引き出させることにした。大切な記憶を消された状態で異世界に彼女は落とされる。そこで竜族としての宿命にあらがいながら、徐々に本心で生きることができるようになっていく。そんな中、好きになった人を守るため、自分の望みは全て捨て囚われの身となることを選ぶ。そして徐々に取り戻していった本当の記憶の中に、大切な人がいたことに気づく。竜族の体を離れるとき、心の足かせはとれて、元の世界へ戻っていくが、聖夜の奇蹟はおこるだろうか。