「僕が君を愛することはない」「素敵！それでは、お友達になってください！」 その美貌と色気をめぐって学園で騒動が起こり「黒薔薇の毒婦」の二つ名をつけられた男爵令嬢ジュスティーヌ。彼女を不憫に思った国王が下命したのは「氷の魔術師」と呼ばれるロベルト・ダルドリー魔法爵との結婚だった。「君を愛することはない」と言われたジュスティーヌは「お友達になって」とロベルトにお願いする。類稀なる美貌と色気の持ち主ジュスティーヌはお友達に憧れていたのだ。そう言われたロベルトは── 毒婦になれる美貌と色気はあっても狡猾さの足りない令嬢と、美男子のガワに口下手ぼっち魔法オタクを隠した魔法爵のお友達から始めるラブに怖いお姉ちゃんを添えて。ハッピーエンドです。

山口涼子は７年振りに故郷へ帰ってきた。 彼の隣に立つ五木雄二。 彼は涼子の幼馴染み。 １歳年上の涼子にとって雄二は弟の様な存在感だった。 それは伊藤文香と山口孝明にとっても... いつしか涼子は雄二を愛してしまっていた。 『雄二にとって私は姉のような物、それに文香が』 付き合っている２人に涼子は故郷を去った。 しかし、翌年涼子の前に雄二の姿が... 『どうしたの...』 困惑する涼子に雄二が言った。 『アイツら俺に隠れて付き合ってたんだ...とんだピエロだったよ』 そして６年が過ぎた。 『話がある、帰って来なさい』 涼子の両親からの呼び出しに帰郷する二人。 そして運命は動き始めた。 本編３話+閑話１話+エピローグ１話、全５話

　今日から新学年となる朝。怖い姉によって強制的に起こされ、因幡透の日常が始まるはずだった。 　見たことのない街並み。そこに一人の少女がいた。 　世界を壊す化け物と戦い続ける少女。姉は透に少女と戦えと命令する。 　一人の少年と少女の物語が始まる。

僕は磐神武彦。怖い姉と強い幼馴染に囲まれている。