――恋のうたは先生に教わりました。 2人のヒロインが同じ高校を舞台に和歌の31文字で密かな想いを紡ぐ、 先生と生徒の密かな恋を巡るじれじれラブコメディ。 第１集：クールな歴史教師とすれ違いの恋 第２集：癖のある養護教諭と不器用な手探りの恋 第３集：巡る恋のその先 第１集：香、ほのめく 　櫻井麻琴(さくらい・まこと)は歴史教師の日下匡(くさか・たすく)と付き合っている。付き合えば、皮肉めいた言葉は甘いものに変わると思っていたのに先生との雰囲気は変わらない。周囲に秘密の関係だから思い切った行動もできなくて、少し不安だった。 　“信頼できる人間１人になら自分たちのことを話していい” 麻琴を気遣い日下が言ったその言葉は、アクシデントを生む。 親友だけに話した秘密は、同じクラスの久瀬圭吾（くぜ・けいご）に聞かれてしまう。 「協力してやろっか」 　学校中にバレてしまうと思った矢先、久瀬は麻琴に斜め上の提案をしてきた。 第２集：からくれないに しづく 　教師と生徒は別の世界の人間だと思っている小薗柚月（こぞの・ゆづき）。 　親友の麻琴が日下に恋をする理由がわからなかった。彼女が所属する委員会の顧問、大谷静人（おおたに・しずと）が信用出来ないからだ。 「俺に紅茶の淹れ方教えてよ」 　それなのに彼は柚月に関わってくる。 第３集：さやかに密か 「いいの？ それで」 「同じ立場の方が彼女が辛い思いをしなくて済むなら、僕はそれで構いません」 「好きに理由いりますか？」 「そういうところがガキだっつってんの」 密かな恋の物語の先に待っているのは……？ 麻琴と日下先生の前日譚 『ガキじゃあるまいし、何ですかコレ。』 　http://ncode.syosetu.com/n7986dl/

プレーンな恋なぞ、してみたい朝

ただ好きなだけ　ほかにはない夜

うんめいを、考えてみました

小学生で十二歳の茉莉の初恋相手は、一回り年上の親戚のお兄ちゃん。 一学期の終業式の日に六年ぶりに会ったその人は、すっかり大人になっていた。それでも変わらぬ優しい笑顔は茉莉を悶絶させてしまう。 四日間の滞在だけど、茉莉にとっては独り占めできないのが不満なようで。ドライブの約束も先送りに。 『兎年同盟は嘘をつかない』 そんな約束をしてくれたお兄ちゃんに、幼い頃から抱いていた初恋が再び動き始める。 六年越しに再燃した、小さな小さな恋のうたが、時代を超えていく物語。

『小さな恋のうた』って名曲あるでしょ？ ん？ いや、ただの嫉妬だよ。

誰にでも起りえる恋を描いた、オムニバス形式で送る中学生達の恋愛物語。 特別な恋ではない。日常でふと恋だと気づく、恋に発展する、時には失恋。そんな小さな恋の物語りを集めてみました。 一話一話が短く、直ぐに読み終えれるので、暇つぶしにでも。

　重荷を背負わされた「君」と、それを助けるべく生まれた「僕」の英雄譚。もしくは、ひとつの世界の終りのかたち。 　これは歪で不器用で、けれど確かな恋のうた。

恋のうたです。韻を極力踏んでみたくて踏めているのかはちょっと分からず。 Amebaブログ「Blacktact-works」にも掲載します。

いつか私にもわかるだろうか。 あなたの実在を。 世界が幻ではないということを。

クラスメイト達とグループで来た遊園地で、気付けば私は男子に抱きしめられていた。 「僕」と「あなた」の思いがすれ違う、キュンとする恋の物語です。

誰でも経験する初恋 淡く、あたたかく、せつない… そんな初恋短編集

恋について勘違いしてしまっている文学男子くんの恋文です。ひゃー恥ずかしい。

抑揚付けて、リズム良く、恥ずかしがらずに読んで欲しい。 声に出して読んで欲しい作品です。

双眸に、あたたかい水のようなものまで浮かべて書いた恋のうた、なのです。

歌うたい。 歌う、その胸、ふるわせながら、 聴こえないほど小さな声で。

恋のうた咲く黄昏れたいむ

隠し続けた秘密。 押し殺した感情。 交差した道は、もう一つの結末を。 陸軍医官リリバスが出会ったのは、空色の髪をした少女。 そして自分と瓜二つの顔をした空軍士官。 二つの運命が交差した時、世界はまた一つ、異なる未来を描き始める。 恋と思惑渦巻く、魔法とミリタリの交差するファンタジー。

恋のうたが嫌いでさ、愛のテーマも反吐がでてよ、それなのに夢みてね。 もがいてるのが好きだから、この街で生きてるんだよ。 大人になれない苦しさに一生悩まされるの？ その書いてる教科書を全部否定する為に きっと異端児はもがいてる。 きっと陽の目を夢みてる。 きっとなにかを認めたくて生きている。

　アミューダ地方にあるサルト国の若き王女「サクラ」は、母親の死をきっかけに外の世界を恐れ、嫌っていた。しかしそれとは矛盾して、行ったことのない外の世界に憧れを持っていた。 　一方、外の世界では時々勃発する、極めて奇怪な自然災害が様々な場所で起こり続いている。しかしその原因は未だ闇の中。一説では科学的根拠の他に、その地方の神話に登場する厄神「災龍」と関係しているという声もあった。 　年に一度だけ外の世界に行ける「信仰祭」。１６度目に訪れた山紫水明の世界で、王女サクラは災禍と出遭う。 　これは、ある記者が逸話として遺した、４０００年前の歴史の裏の物語。人を越え、時代を越え、世界を越えても、物語は幾度も想起され、語り継がれていく。 　その災禍は、神か、それとも悪魔か――