とある国に、美しい王子が誕生した。 やがて傾国の王子と呼ばれるほどの美貌を持つ彼は、望まぬうちに争いを呼びこんでしまう。 帝国に囚われた王子に救いの手を差し伸べたのは。 自分ではどうしようもできない出生に翻弄される王子と皇女。 二人が出会い、別れ、再び出会う話。

王宮の書庫で働くイザベラは、別名「鬼のシャーリー女史」として恐れられている。そんな彼女が雨宿りをしていると、びしょ濡れの青年が駆け込んできた。タオルを貸したことから少しずつ2人の関係が変わってきて…？ 梅雨をテーマに書いた作品です。 あっさり終わります。

俺、なんでここにいんだっけ？ え？クッキー作るためでしょ そうですね。そうだけど。 聞いた俺が馬鹿だった。 文字通りに。

高校一年生の春 席順で俺の席の前になった女子生徒は 明るくて、自分勝手なやつで 騒がしいのが苦手な俺の苦手なやつだった。 友達未満？ 恋愛未満？ 白と黒のように相容れないはずの 隣り合わせの二人の話 「第4回下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ大賞」参加作品です。

「長期休暇を与える。遊学してこい」 『賭博の国クスイ』国王の言葉で文官のクーデノム(23歳)は親友の武官マキセ(24歳)と共に『剣術の国ルクウート』へ。 年一で開催されている剣術の祭典の真っただ中、闘技場で違法賭博している者とトラブルに。 それに巻き込まれたのは偶然居合わせた『テニトラニス』のセーラ姫(14歳)だった。 セーラ姫とテニトラニス国王にも気に入られたクーデノム。 違法賭博者を捕縛し、姫からの好意にどう応えるのか。 ***** ***** 短編小説集『平行世界シリーズ』の一作品。 『次期王の行方』の続編にあたります。 この作品は「ベリーズカフェ」に掲載してるものに加筆修正しています。

その年初めて雪の降った日、公園の東屋でクラスメートの冬野雪花が本を読んでいた。 なんとなく気になった橘は、冬野に近づいていき―― これはある冬の、二人の静かな交流を描いた話。 カクヨム、アリファポリスにも掲載しています。 https://kakuyomu.jp/works/16816927859153884038 https://www.alphapolis.co.jp/novel/951163497/644636287/episode/5794355

お師匠様は、新開発の魔法具の特許をエサにミサキの嫁入り先を探してくれているらしい。 心の底から余計なお世話だと思うし、勢いに任せて魔法具は壊してしまったが、そこまで自分に出て行って欲しいと思っているお師匠様の気持ちを考えると、ミサキはどうしたらいいのかわからない。 でもお師匠様に会えなくなるのはイヤ！！

果ての森の小さな薬師は泣き虫で臆病で人見知り。だって、見えてしまうから……。 小さな頃から、ベルには他の人には見えないものが見えました。目の前の人が事故に遭う瞬間のまぼろし？⎯⎯それは、怪我や病気の原因をベルに教えてくれる、実際にあった過去の場面だったのです。 でも、出会い頭に転落事故の瞬間や誰かに刺される場面が……。そんなもの、見たくないのに。 ⎯⎯小さな女の子が頑張る成長の物語です。 主人公の職業の関係上、残酷な場面が出てくる場合があります。

女子に大人気の六条家長男和臣に届けられた手紙の差出人は、近隣の学校で美人と評判の３人の女学生だったが……　六条家唯一の男の子、和臣くんの恋愛未満？の恋にまつわるお話。（ジオシティーのサービス終了に伴い、自サイト『風花亭』から移しました）

ある夜にとある少年は一人の人が泣いているのを見た。 少年はそうして一つの疑問を覚え、その謎を解くために動き始める。 ―――― この小説は診断メーカー様の診断の一つ「あなたに書いて欲しい物語」で出たお題 「涙は星になった」で始まり、「謎は謎のままがいい」で終わる物語を書いて欲しいです。 をもとに書いております

風の精霊トル・メダと語り合う風詠士を生み出してきた小国ミナ・トリア。 かの国は、十七年前に直系の風詠士である王族を失った後、暴君によって荒廃しきっていた。 風は止み、水は澱み、人々の心は荒んで、民を守るはずの騎士団が不逞を働く。 そんなミナ・トリアの首都ベレタ郊外で、一人の幼い少女が傷ついた少年を助けた時、変革の風が吹く。 未熟な風詠士の末裔と無垢な少女の、出会いと別れの物語。 投稿サイト『カクヨム』にも同作品を掲載しています。

吟遊詩人として世界を渡り歩くヴィアは、ある雨の日、一人の少年を拾う――。 軽度の戦闘シーンがあります。

起きたら全裸で知らない部屋にいた。そんなドラマにしかないような状況に、自分が陥るとは全く思ってもいなかった・・・。 食べることが大好きなＯＬと、その上司の、恋愛未満？なお話です。

弓姫奇譚。 それは恋愛要素有りの乙女の為のアクションゲームだ。 入隊試験中に前世の記憶を思い出した主人公。 血飛沫あり、死人有り、グログロの化け物との戦い有り。……無理、無理無理無理！！ そうだ、前世の記憶を活かして農家になろう。そう決意した結末は？

「このお話は鏡餅こと鏡桃が同じクラスの病んでる美少年大神くんを全うな人間にする過程を描いた日記であーる」 「はァ？この話は狼こと大神尋が血塗れパラディソスを作る過程を描いた日記ですけどー！」 ではなく、病んでる狼とその飼い主の日常を描いたお話。

無口・無愛想・無関心と三拍子揃ったドーベルマンな彼と、小動物系チワワな彼女と、その二人を (*´ω｀*) って眺める人たちのお話。　 ■　■　■　 ※２話目・３話目に腐キャラが出てきますがBLはありません。ただ、ほんのり香りますので、もしBLタグ付けた方がいいようであればご指摘くださいませ。

その世界で語り継がれているのは、屈強な男として。要はマッチョマンとして語られているのだった。――しかし、そんな勇者は嘘である。 【 ご注意 】 ！性転換もの 肉体的には男女ですが、精神的には男同士になります ！魔王→→→→勇者な感じ。恋愛未満？ ！ファンタジー要素も恋愛要素も薄めなので『その他』に入れました

　“動物の言葉が分かるの”なんて言って良いのは、精々幼稚園児くらいまでだろう。……でも、私はマジで分かるんだよね。 『一目惚れだ。俺の伴侶になってくれ』 「……………」 『誰よりも大切にする、一生』 「いや、アンタ犬でしょ」 　動物の言葉が分かる主人公(♀)と、そんな彼女を一途に愛する犬(♂)のほのぼのラブ(？)コメディ。

十年前、八歳のときに神子の試練を肩代わりする『形代』としてニホンから召喚された少女・アーシャ。獣人たちの世界でただ独りの『人間』である彼女は望まれて召喚されたにも関わらず異端として疎外され続けてきた。アーシャは間もなく迫った神子の退位とともに『形代』の役目を終えることになる。おそらく待っているのは『死』であろうと覚悟という名の諦めに囚われたアーシャに側付きの衛士であるホワイトタイガーの獣人・ヴァイスが問いかけたこととは……。 人外萌え仲間に捧げ物として書いた長編の一場面的な短編小説です。

体育祭の時期、千種隼人はなんとなく張り切る。しかし高校に上がった今年、いつもとは違う周囲に気がふさいでいた。 拙作「ちぐはぐな二人」の主人公達が初めてまともに会話をしたお話です。