※ホラー要素は一切ありません。 ――こんな噂話があった。 「四十九日法要の日、限定で家族のもとに知らない電話番号が表示される」と――。 仏教には、四十九日と呼ばれる喪に服す期間があった。 昔から法要が終わり帰宅すると、心霊現象が起きる事例が、多く目撃されている。 もしかしたら、それは……この世に未練を残して、成仏できない魂が、何かを家族に訴えているのかもしれない。 しかし、成仏できない魂が、現世に残ると魂の形が変化するとも言われていた。 地縛霊、その後は悪霊に……。 そんな魂を、引っ越しと称して未練を断ち、あの世に行けるよう手助けをする、この世ならざる者たちがいる。 その名は【心霊引越し業者】 それは、死神見習いが修行の一環で行っているもので、そんな彼らは今日も未練を残して現世に留まってしまった魂の、引越しの手伝いをしていた――。 2024/05/08　完結作品 複数他サイトでも、同じタイトルで1サイトは文字数減らして投稿しています。

　へー、ご当地の怪談を取材してるの？　なら、この家の近くで、そういう話があったよ。 　ファミレスとかの飲食店が、必ず潰れる場所があってね。そこは首切場（くびきりば）があったんだ…… 　カクヨムに投稿しています→https://kakuyomu.jp/works/16817330662331165883 　またアルファポリスにも投稿開始しました→https://www.alphapolis.co.jp/novel/566222062/317792131