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作者:紈ちか/作品情報/Nコード:N3116FU
短編 |
「今日もスフォリア嬢が可愛くて尊い」
光竜を先祖に持つ、ドラクロワ伯爵家の時期当主である我が義兄、シュトロム=ドラクロワは、麗しいかんばせを悩ましげに歪めて熱っぽく溜息を吐く。口にする言葉が残念なのは主に私の所為なのだが、これには深い訳が――ない。ないのである。
だってまさか、初対面で異世界からの転生者だと看破されるなんて思わないじゃん? 私の記憶から語彙を拾って学習されるとは思わないじゃん?
義兄様が史上最悪の邪竜の生まれ変わりとか! 私の記憶の影響で推しに必死なオタクじみた言動を始めるとか!
予想出来る訳ないだろ、いい加減にしろ!
「推しが かわいくて しんどい」
「わ か る」
故に、私に出来ることと言えば――ラスボス系義兄様とその推し・スフォリア=ブランシュ嬢の仲を全面的に応援することくらいなのであった。
ジャンル:異世界〔恋愛〕キーワード: 異世界転生 異類婚姻譚 日常 ラブコメ ラスボス系義兄 異世界転生系妹 推しは名前のみ登場 推しがしんどい芸人 最終更新日:2019/10/06 14:58 読了時間:約16分(7,540文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 646 pt ブックマーク: 105件 評価人数: 51 人 評価ポイント: 436 pt |
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