[-1-]
作者:齋藤 一明/作品情報/Nコード:N4522CB
連載中 (全4エピソード) |
東北沖大震災、地震に加え巨大津波によって壊滅的打撃を受けた福島第一原発。原発がもたらした放射性廃棄物処理をめぐり、対応に困った愛知県は起死回生の方策を国に提案した。
すべての汚染物質を太陽に撃ち込んで焼却してしまおうという内容で、簡易なロケットを大量生産し、経済を活性化させる副次効果も狙っていた。それならば青森県六ヶ所村に貯蔵している核廃棄物もついでに処分することになり、適当な名目をつけて次々と地球の周回軌道にのせた。急遽製作された宇宙船で作業員を送り、巨大な塊として太陽にむけ発進させた。最終軌道修正での噴射タイミングがずれたことにより、衛星は太陽の強い重力で速度を増してしまう。そのまま金星に接近した衛星が、金星の重力により加速、軌道を変えて地球の進路を横切る。
彗星のように引く長い尾には大量の放射性物質が含まれ、そこに突入した地球上では時をおいて生殖異常が頻発する。徐々に子孫を残せなくなる地球上生命。
地球はやがて昆虫の支配する星となってしまう。
1
ジャンル:空想科学〔SF〕キーワード: 放射性廃棄物処理 国家プロジェクト 最終更新日:2014/07/18 22:00 読了時間:約48分(23,730文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 1件 総合ポイント: 70 pt ブックマーク: 10件 評価人数: 6 人 評価ポイント: 50 pt |
[-1-]
検索時間:0.0030510秒
最新の情報と異なる場合があります。予めご了承ください。