『異ヲの街』――そこは人間と妖怪が共に暮らす街。 妖怪は人間より立場は下、時に差別、時に迫害を受ける……。 そんな街で探偵稼業を営む妖怪“文車妖妃（ふぐるまようび）”に、 今日も依頼が舞い込んできた。 依頼主は、＜篠崎狐＞のコンコ。 いわゆる呪われた物件モノで、 その家の住人が次々と不幸になっているという。 報酬につられた文車妖妃は助手兼ボディーガード小鬼の弥奈（やな）と共に 現場に赴くが、そこで“溶解人間”としか呼びようのない化け物に襲撃される。 だが、それは異ヲの街をめぐる黒々とした陰惨な事件の始まりでしかなかった……。 人間と妖怪が共に生きる街で繰り広げられる、ホラーミステリーアドベンチャー。 主人公らがなんやかんやドタバタしつつも、黒い真相に迫ります。

妖怪と呼ばれるもの達との小噺、オムニバス。 天気雨が降る中、幼児に絵物語を読み聞かせる妖狐のはなし──『薄くて分厚い雨の向こう』 間抜けな鬼と女子高生のはなし──『美味しい君は腹の外』 美しい蛟と田舎の祖母の家へ遊びに来た女子大生のはなし──『』 田舎の学校の図書館で文車妖妃と出会った男子生徒のはなし──『ラブ・レター』 美しい蛟と田舎の祖母の家へ遊びに来た女子大生のはなし──『頭の先から爪先まで』 学校裏の山中で鵺と出会う学校一の美少女のはなし──『遠雷に鳴く』 田舎の学校へ赴任してきた新任教師と猫又のはなし──『』 烏天狗の子を助けた剣道部所属の男子中学生のはなし──『』 更新は順不同。 鉤括弧内にタイトルがあるものは更新済となります。

文車妖妃の化身の童女による猟奇千夜一夜物語。 あるいはぼっちゃま調教記。

主人公の名前は鹿戸響介（かのときょうすけ）。 レディという名前を与えた付喪神の文車妖妃と複雑怪奇な生活を送る。 魑魅魍魎が跳梁跋扈する魔界都市・夜刀浦の住民も曲者ばかり。 変人奇人に怪人魔人、刃傷沙汰も日常茶飯事。 高校の神智科では魔法学まで教えている。 ただ、人として生きることを望む鹿戸響介は、今日も苦労するばかり。 自作品の転載や他サイトとの重複投稿を行います。

顔も知らぬ、けれど確かに愛し合っていた女の元へ帰りたかった男の話。　　※描写は軽いですが、死亡描写が存在します　　※文車妖妃の別視点です。そちらを読まなければ分からない内容ではありませんが、セットで読んでいただくと面白みが増すかと。

顔も知らぬ、けれど確かに愛し合っていた男へ、己の想いを綴り続けた女の話。　　※以津真天の別視点です。そちらを読まないと分からない内容ではありませんが、そちらも読んでいただくと、面白みが増すかと

　駄作者、五位鷺がおおくりする妖怪系？ の何かシリーズ第二作目。 　とある女の恋煩い。