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作者:島石浩司/作品情報/Nコード:N2706HL
完結済 (全36エピソード) |
「北の列島」は美しい自然に恵まれた豊かな島々で、かつて一億人以上の人々が住み、高度な文化を持つ世界有数の経済大国「日本国」だった。
その「日本国」の状況は十年程前に一変した。領海に侵入してきたP国漁船との小さな争いが、あっという間に全面戦争へと拡大し、P国の核ミサイルが、自衛隊基地と太平洋沿岸の都市部に向けて発射された。自衛隊は壊滅し、都市部は数千万人の死傷者を出す惨憺たる状況となった。在日米軍基地に被害はなく、米国はP国との核戦争を回避する選択をした。さらに、P国軍は日本海沿岸に侵攻し、日本住民を一方的に殺戮し始めた。国連安保理が一致した対応を取れない中、「日本国」の地獄の様な惨状が続いた。
そして二か月が過ぎようとした時、東アジアの大国であるC国が大規模な停戦監視団と軍隊を日本に送り込み、本州地域の日本住民を保護するという名目で、事実上の占領統治を開始した。そして一年後、C国は、米国との合意のもと、新たな自治政府「東海人民共和国」を発足させ、本州・四国を実効支配する事となった。
あれから九年の時が過ぎたが、沖縄は今も本土から来た多くの日本人難民で溢れている。そんな中、沖縄の青年ワタルは、テレビで「離島への冒険参加者募集」の書き込みを見つけて応募する。そして三か月の訓練の後、十一名の「レキオス部隊」の一員として参加し、「北の列島」へ向かう事になる。
レキオス部隊を乗せたレキオス号は、五月に沖縄中部の辺野古港を出発し、黒潮に乗って北上し、まず四国沖でC国軍のドローンと接触し、方向転換して次に本州和歌山へ上陸した。その地で、ある隊員の裏切りにより、三人の隊員を失ったレキオス部隊は、伊豆諸島の八丈島へと撤退した。 隊員達は衝撃を受けたが、「C国に囚われている女性芸能人を救出する」という計画のもとに再結集し、八丈島の八重根港を出港し、再び本州の米軍横須賀基地方面に上陸する。
本作品は「カクヨム」にも掲載しています
ジャンル:パニック〔SF〕キーワード: シリアス 未来 ロボット ミリタリー IF戦記 近未来 日本の危機 戦闘 自衛隊 Thanks20th 核戦争 日本有事 在日米軍 ロケット ミサイル 最終更新日:2022/03/06 12:19 読了時間:約202分(100,681文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 60 pt ブックマーク: 14件 評価人数: 4 人 評価ポイント: 32 pt |
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