神に作られた一族アポリオン、その最後の一人であるナユタは、一切の戦闘力を持たない。 引き替えに彼は依頼された品を、時の止まった世界に瞬時に収納する力を持っている。 勇者に仕えるために育てられた彼は、女勇者リアナに懐き、よく仕え、ついにはパーティの一員として魔王を討ち倒した。 だが主人リアナを待っていたのは、裏切りだった。 仲間であるはずの剣聖ギルバードたちが、リアナを突如として刺したのだ。 かくして勇者リアナは死んだ。 ナユタの中にある財宝は、全てギルバードたちの物になった。 そうとばかり、彼らは勘違いした。 しかし―― 「ナユタ・アポリオン、私を預かって」 勇者は生きていた。 ギルバードたちを待っているのは栄光ではなく、気弱で非力な少年ナユタが仕組んだ罠だった。 ※要約 非力な少年が、人に依頼された時にだけ発動する融通の利かない力を使って、力の応用と知恵で悪人を倒したり、預かり屋の店主として精一杯生きるお話です。 冒頭１.３万字で復讐完了。 １０万字で巨悪をやっつける爽快な結末が楽しめます。

男は楽観的で小煩悩が多かった。

少々器用貧乏な平凡男子高校生・篠宮光人(しのみやあきと)は、下校する途中、親友・アサヒが交通事故に遭う。その瞬間から唐突に時の止まった世界で光人は謎の生き物「タイム・イーター」に襲撃された。救出に来たという男二人にやむなく異世界に連れていかれ、そこで自分が元の世界の『主人公』であったことを知る。 自分が『主人公』であると認められないまま、光人は自分以外の元・物語の登場人物であった人々と出会い、関わりながら、元の世界に帰るために、色々な物語の世界を旅して少しずつ強くなっていく。 その過程で自分のことを受け入れられるようになる日は来るのか。 ハッピーエンドになるかは分からないけど、優しいお話にできたらと思います。 チー/トやハーレ/ム要素無し。恋愛要素は徐々に増えていく予定ですが、メインではありません。 現在更新不定期です。→【2020/08/05】こちらの作品は今後リメイク予定のため更新を停止しました。 ※このお話はフィクションです。実在の人物・団体・国家等とは一切関係ありません。 ※また、法律に反する行為を推奨する意図は一切ございません。 ※誤字脱字のご報告は積極的に受け付けております。お気づきの際はぜひご連絡ください。 ほぼ同じものをカクヨム様にて投稿しておりますが、そちらは多少の加筆修正を加えたものとなります。

　時が全てその動きを止めた日より、わたくしとお兄様とは、この大いなる満月の下にふたりきりでございます。 　※2017年度千葉大学文藝部大祭本掲載作品

　忘れられた物語は紅鏡を仰ぐ旅人の道連れに 　忘れられた物語は氷鏡を眺める旅人の夢に 　獏は其の物語に手を伸ばす 　悪夢を退け夢を食む彼には甘美なる詠 　さぁ共に、時の止まった世界で詠おうか

時の止まった世界、時の進みすぎた世界そして、時の流れる世界・・・３つの世界が存在する世界で、今、後に語り継がれるＬａｓｔＷｏｒｌｄの伝説への第１幕が始まる！＜時の流れを感じる物語、全ての人に「明日」と「生きる」を・・・！！＞