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作者:あざね/作品情報/Nコード:N8133GV
短編 |
【なんか、連載版始まりました(なぜ。詳しくはあとがきに】
リーシャス・アトレストは、極めて普通の少年だった。
そんな彼の夢は、誰かの助けになること。そのためにリーシャスは、その日も冒険者パーティーの一員としてのクエストを終えた。しかし、その帰り道にリーダーはこう告げる。
「何も特徴がない。なにやってるか分からない奴は、必要ない」
突然の宣告に驚くリーシャスだったが、思い当たる節はあった。
たしかに少年は、すべてにおいて平凡だ。身体能力も剣技も、魔法に外見さえも。そのため仲間以外には、その存在を認知されぬことが多かった。
果たして、取柄のない少年は追放される。
しかしそんなリーシャスに、とある親戚の男――ダイスがこう声をかけた。
「その平凡さを、人助けのために使わないか」――と。
その誘い文句に少年は飛びつき、やってきたのは暗殺者ギルド。
ダイス曰く、そこでは極悪人を秘密裏に抹殺しているとのことだった。その話を聞いたリーシャスは自分で大丈夫なのかと不安に思うが、一人の少女のために立ち上がる。
そして、その瞬間から役立たずの少年は覚醒することになった。
【何も特徴もない】というのは、裏を返せば印象に残らず【誰にも記憶されない】ということ。暗殺者という職業は、リーシャスにとっての『天職』。悪徳貴族やパーティーを駆逐した少年はやがて、ギルド最高の暗殺者となった。
これは多くの人々を救った一人の平凡な少年が【影の英雄】と呼ばれるまで。
その始まりの物語。
ジャンル:ハイファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: R15 残酷な描写あり 男主人公 チート 魔法 主人公強キャラ 異世界 追放 ざまぁは薄め 最初は自覚なし 影が薄い? 最終更新日:2021/03/15 18:03 読了時間:約9分(4,389文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 506 pt ブックマーク: 30件 評価人数: 51 人 評価ポイント: 446 pt |
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