一年間、上へ下への大騒ぎだった清隆学園高等部も、春が来て新入生たちを迎える季節となった。 　しかし、事件に事欠かない学園が、平穏無事な時間を過ごせるわけがない。どうやら今回は、悪ふざけがすぎる図書室常連組とは関係なく、本当の事件が学園周辺で起きているようだ。 　連続する猟奇殺人事件。それに巻き込まれていくのは、天文部に所属する弓原舞朝を中心とする新一年生のグループ。そのグループには宇宙人、未来人、異世界人、超能力者をそれぞれ自称する個性的なメンバーが集まっており、ただで済みそうもない気配。 　警察の正式な捜査も始まり、混沌とする事件が、果たして解決を迎えることはできるのだろうか。 　清隆学園高等部を舞台にした池田和美のドタバタ活劇第六弾、そして途中から始まった感のある『幻影幽霊』の前日譚、はじまりはじまり！

思いつきで30分で書きました。 5分で読めます。

気がつくとそこは別世界。異世界だった。 降り立った場所は魔族によって焼き払われた一つの村。 そこでは一切の常識が通用せず、力が制する野蛮な地。 しかし、考えてみればそれは昔の人間と同じである。 ということはいわゆる俺は未来人?　 だったらやることは一つ ――この世界を俺のものにしよう ※更新超遅いよ! ありがちなシリアスとかバトルとかは一切盛り込む気はありません。