大学時代の仲間の葬式に参列してきた。

6月19日、河合奈緒美（かわいなおみ）は桜桃忌の後、亡くなってしまった親友、中谷治子（なかたにはるこ）の墓を訪れていた。 本が好きだった親友のために持ってきた1冊の詩集を読みながら、2人で過ごした過去に思いを馳せるーーーー。 奈緒美の親友、治子は少し変わっていて、近代文学が大好きな少女だった。 国語以外の成績があまりよくない治子は高校受験のストレスで元気をなくしていた。 自分で考えたお呪いでストレスを乗り越えたと言う治子に誘われ、奈緒美も一緒にお呪いをすることに。 「2人ですると、心中みたいで素敵。」 何を思っているのかいまいち読めない治子との近づいたり離れたりする距離と、変わらない思いを辿る物語。 後日治子視点版短編を投稿します。 カクヨムでも投稿しています

文豪ー太宰治先生が猫に生まれ変わっちゃってかつての師匠に飼われてるの良いかもしれない…という妄想の元書いたものです。 桜桃忌に合わせてお試しで書いたので、超短編になります。

蝶と蛾の差がないと知る桜桃忌

太宰治作品を津軽弁訳したもの。 #方言de小説 ＊＊失敗園＊＊ 昭和15年発表の作品で、植物のたわいもない色合いをコミカルに表現したもの。 掲載できる法的論拠等は後書きに記述。

姉妹の姉である桜は、妹の桃子に会いに行く。雨の降りしきる三鷹の町で二人は「正しく」再会できるのか。併行して喫茶店のマスターの話が展開していきます（分量的にはこちらが多いです）。 桜桃忌に捧ぐ小説。

愛してやまない或る人に身勝手に捧げる。