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作者:ジュウシマツ/作品情報/Nコード:N2071GV
完結済 (全10エピソード) |
帝国陸軍最後の参謀総長は梅津美治郎大将でした。
その名はあまり知られていませんが、陸軍史上でも屈指の能吏でした。その梅津の能力を、陸軍は様々な不祥事の後始末に発揮させました。満洲事変、クーデター未遂事件、二二六事件、ノモンハン事件、そして終戦と、美治郎は陸軍の後始末に追われます。
大東亜戦争中、梅津美治郎大将は関東軍司令官として満洲国の首都新京にありました。戦うことはありませんでしたが、極東ソビエト軍に対する戦備を整え、ソ満国境の治安維持と哨戒監視を実行し続け、北辺の静謐を守り通しました。目立った戦功はありませんでしたが、満洲の防備をかためることにより日本帝国の根本的戦略環境を維持し続けたのです。
しかしながら、太平洋方面の戦況が悪化し、兵力が不足すると、関東軍の主要兵団が次々と引き抜かれ、太平洋の島々へと出陣していきました。その分だけ関東軍の戦力は弱体化していきましたが、梅津軍司令官は可能な限りの弾薬食糧を出征軍に与えました。
太平洋の要衝サイパン島が陥落すると、梅津美治郎大将は参謀総長に任命されます。開戦当初より、この戦争には勝機がないと秘かに考えていた梅津大将は、運命を甘受して、終戦を達成し、帝国陸軍そのものの後始末を実行します。
ジャンル:歴史〔文芸〕キーワード: 史実 梅津美治郎 シリアス 男主人公 近代 大東亜戦争 最終更新日:2021/03/13 07:21 読了時間:約154分(76,789文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 28 pt ブックマーク: 8件 評価人数: 2 人 評価ポイント: 12 pt |
作者:山家/作品情報/Nコード:N4971FJ
完結済 (全120エピソード) |
1943年初頭、第二次世界大戦後のソ連政府の受け皿を作るために、連合国の後押しにより、ロシア諸民族解放委員会が、レニングラードを改称したサンクトペテルブルクにて発足しようとしていた。
その発足を寿ぐために、日本からは吉田茂外相と梅津美治郎陸相が赴いていた。
その頃、日本から遥々派遣された海兵隊を含む日本の遣欧総軍は、第二次世界大戦を終わらせるために、主にサンクトペテルブルク周辺に展開していたが、大量の戦死者等を出したことから、その内実は台湾からの志願兵や女性が、それなりに含まれる有様となっていた。
何としても早く第二次世界大戦を終わらさねば、多くの人がそう想いを交わし、第二次世界大戦を終わらせるための攻勢が春を期して始まろうとしていた。
ジャンル:歴史〔文芸〕キーワード: R15 残酷な描写あり IF戦記 シリアス 男主人公 昭和 群像劇 ミリタリー 最終更新日:2019/06/09 19:26 読了時間:約363分(181,135文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 760 pt ブックマーク: 221件 評価人数: 35 人 評価ポイント: 318 pt |
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