神の不手際で死んでしまった大学生、恩田。死ぬのは嫌だったため、恩田の知るゲーム、ソードテールオンライン(STO)に酷似した世界に転移することになる。 　しかし、転移すると、人間ではなく剣であった。それも、STOにおける、最低最悪の悪役である外道の主用武器として。しかも、神のうっかりミスで選んだはずのスキルも変異しており……？ 　最悪な未来を回避するため、聖剣(魔剣)と勇者(外道)が世界を駆けずり回り、そして、魔王を討伐するまでの話。 「いい加減俺のことへし折るの、やめてくれる？！」 「黙れ駄剣！」 「あー、なるほど、駄犬とダメな剣を掛け合わせて……ふっざけんな最終鬼畜系外道野郎！」 ……二人の仲がいいとは、一言も言っていない。

ある日、アーツェルフ王国第3王子だったアルトは王家から領地を与えられる。それは俗に言う王家からの追放であった。一人名も無き辺境の地へと追放されたアルトは休憩場所として洞窟に入り込む。洞窟にあった光球に触れてアルトは・・・

剣と魔法の世界に短剣として転生してしまった青年 いろんな人、魔物の手に渡り異世界を旅する物語 笑いあり、涙あり、いろんな場所を渡りながら、時々 武器屋に売られながら、それでも、楽しく武器ライフ

その世界は、元いた世界と何ら変わらない世界だった。 文明も、国も、町も。物でさえも。 普通に人々は生活し、魔法やら幻想染みた物なんて縁の無い、そんな世界。 しかしそんな『普通』に見える世界には１日に２度だけ、ある時間が存在する。 その時間は、動きすぎた人達が支配する時間。 そう、その世界には。 二時間の『over time（余分な時間）』が存在したのだった。