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作者:有沢楓/作品情報/Nコード:N4835KB
短編 |
――この国のすべてのチョコレートは、君のものだ。
「今年はチョコレートが欲しいから、作ってくれない?」
もうすぐ訪れる、甘いチョコレートを意中の人に贈り合う「愛の日」。
我儘で浪費家な第三王子ラッセルは辛党で、毎年「チョコレートはいらない」と婚約者の侯爵令嬢・ルイーズに言っていた。
だから突然言い出したのは、また、ただのわがままな思い付きに違いなかった。
――とある小さな王国には、三人の王子がいた。
類まれなる美貌とカリスマ、そして知性を備えた第一王子、武勇と軍略に優れ、他国を退けてきた第二王子。
そして王様、お妃様の美点を兄たちに絞り取られて、残りカスだと言われている、思い付きで動く第三王子と、その頷くだけの婚約者。
これはそんな第三王子と婚約者の間の、苦いチョコレートと、突拍子もない甘い夢の話。
「……それで、愛の日を永遠に、俺たちの日にしてしまうんだよ」
※この作品はカクヨム、Pixiv、ノベルエデンにも掲載しています。
ジャンル:異世界〔恋愛〕キーワード: ほのぼの 女主人公 近世 近代 日常 ハッピーエンド グルメ チョコレート バレンタイン 政略結婚 溺愛? 毒親要素あり 最終更新日:2025/02/07 12:13 読了時間:約13分(6,135文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 106 pt ブックマーク: 5件 評価人数: 11 人 評価ポイント: 96 pt |
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