むかしむかし、自分を犠牲にして疫病から世界を救った妖精がいました……というおとぎばなし。 妖精はそんなお話の中の存在でありながら、実在したとも言われている。 誰もが知りながら誰も見たことがない、そんな伝説的レアな存在にTS転生してしまった元ヲタの主人公。 妖精「フェイ」としての第二の人生（？）をむしろ歓迎して前向きに楽しもうとするものの、ハンターに捕まり変態貴族の手に落ちてしまう。 そこで出会ったレアな100%獣人の少女「ニア」と結託して脱出を果たし、二人の物語が始まる。 チートな気配察知能力と回復力を活かし、冒険者として強くなりたいニアと一緒に、画家を漫画家の道に踏み外させたり、世間修行中のお嬢様と思わぬ冒険をしたり、危険な魔獣に呑まれそうになったり。 ハンターに、変態に、食通に、王宮にさえも狙われる存在である妖精に平穏はあるのか。 フェイとニアに、ありふれた、コモンな冒険者への道はあるのか。 ……その割に本人は呑気なんだけど、そんなんでフェイちゃん大丈夫なの？ 「もふもふぅ……ふぇ？　あっ、ペロペロはらめえぇぇ」 ※登場人物がリョナ風味の痛い目に遭ったりもするので、苦手な方はご注意ください

今朝は雨の朝でしたが、とても良いことがありました。

　外れスキル【嗅覚強化】を持つせいで、バカにされ、負け犬扱いされ続けてきた冒険者キバ。 　それでも索敵や罠解除でパーティーに貢献し続けてきた。 　しかし、上位互換スキル【気配察知】持ちがパーティーに入った事で、キバは理不尽にも完全な無能扱いされるようになってしまう。 　そんなある日、ダンジョン内で世界最強レベルのモンスターに遭遇。仲間であるはずのパーティーメンバーに脚を攻撃され、パーティ追放の宣言と共に、キバは囮にされてしまう。 「お前みたいな役立たずは、俺達の囮として死ぬのがふさわしい！」と、そう言われて。 　絶体絶命の窮地に立たされたキバ。しかし戦闘の中で、真の力である超感覚（オーバーセンス）を覚醒させる。 　神の如き最強の力に覚醒したキバは、世界最強のモンスターも楽々と一人で討伐してしまう。 　その討伐報酬で大金を手に入れたキバは、何一つ不自由なく、悠々と美女との田舎スローライフを始める。 　一方でキバを追放したパーティーは、実は今までキバに頼りきりな能無し集団であったため、ダンジョン探索をまともに出来なくなり、完全に没落していくのだった。 ※ざまぁ描写もしっかりあります！