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作者:下菊みこと/作品情報/Nコード:N2279KS
短編 |
タイトルの通り胸糞の悪い場面がありますが結末は…少なくとも主人公にとっては悪くないものです。
今回はそこまでほのぼのに寄ってない怪談です。
内容的にどうしても酷い話ではありますが、よろしければご覧ください。
ジャンル:ホラー〔文芸〕キーワード: 夏のホラー2025 シリアス ダーク 女主人公 現代 ハッピーエンド? ビターエンド? メリーバッドエンド? 水底へ沈む 黄泉竈食ひ 苦痛なき死 バチを与える 最終更新日:2025/07/03 17:35 読了時間:約4分(1,626文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 498 pt ブックマーク: 7件 評価人数: 59 人 評価ポイント: 484 pt |
作者:萎びた家猫/作品情報/Nコード:N7018KQ
完結済 (全1エピソード) |
『異談廻』誌 新着怪異ファイル
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
■水境の語り部■
~言葉にすれば呼び寄せる禁忌~
山深い簗瀬集落に伝わる
境川の秘められた特性:
雨が降るたびに水面が鏡と化し
澄みすぎた水底には
向こう側の山影がくっきりと映る
民俗記者・秋野は危険を承知で
最後の語り部ウバ様を訪ねる
老婆の警告は謎めいていた
「水を撒けば一時は隠れるがな
撒いた場所への関心は積もっていく」
そして運命の取材夜
宿の窓越しに境川を覗いた瞬間
取材ノートの文字が蠢きだす
・ペン書きの"腐臭"が実際に鼻を刺す
・記録した"ずぶずぶ音"が耳奥で響く
・描写した暗がりの気配が窓外で膨らむ
民俗学者は気づいてしまう
真実を記すペン先が
現実と禁忌を繋ぐ導管だと
やがて境川の濁りが加速し
祠の周囲に不気味な水跡が現れる
取材を終えた彼女が都会へ戻る道中
バスの窓に映る自分の顔が
徐々に老婆の面影と重なり――
この先に待つのは
取材記事の完成か
それとも境川の水底へ沈む結末か
言葉が呼ぶ恐怖の連鎖は
読む者へと静かに滴り落ちる
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
※本作品は『異談廻』誌 新着怪異ファイル19■■年■■月号掲載記事の引用です。
※当記事を読んで奇怪な現象が発生した場合、決して焦らず静かに水場から離れてください。
ジャンル:ホラー〔文芸〕キーワード: 夏のホラー2025 シリアス 女主人公 人外 和風 現代 職業もの 日常 ミステリー 怪談 奇談 妖怪 最終更新日:2025/07/03 16:24 読了時間:約14分(6,815文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
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