巨大なカルデラに位置するガルズオル王国の西方には魔樹の森が広がっている。その周辺の魔素は魔樹によって吸収され魔法が使えない地域。 そのため、西方地域には魔法が使えない人や人でないものが密集している。 武器職人の一人、ルガルは剣と魔法の世界で「銃」を完成させた。

ウルグアン王国において軍役の中でも『治安課』と呼ばれる街の治安を守る部隊についたクロアは、なんの才能も無いながらも堅実・実直・懸命に仕事をこなすことで仲間からも市民からも信頼を得ていた。そんなある日クロアの下に王族からの勅命である新兵の監督役兼バディに任命される。しかもその新兵は国内外に名の広まった若き才能の塊、ユゼル・エンリングであった。ユゼルに振り回されながらもなんとか日々の仕事をこなしていたクロアだったが、ある日対麻薬組織の担当に任命されてしまい・・・。 初めまして、机上之空路といいます。今回、ずっとやってみたかった小説の執筆に挑戦してみようと思います。完全に素人なので至らない点だらけかと思いますが、お付き合いいただき楽しんでもらえたなら幸いです。